お笑いコンビ・ハリセンボンが19日、マイケル・ムーア監督の新作映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』の宣伝隊長に就任し、都内で行われたイベントに出席。アシスタントに扮した相方・箕輪はるかを引き連れ、星条旗を片手にムーア監督をイメージした衣装で登場した近藤春菜は「いつも『マイケル・ムーア監督じゃねえよ!』って否定していますけど、今回が初めてのオフィシャルでのお仕事。(ムーア監督の)影武者みたいな感じで宣伝していきたいですね」と意気込んだ。
オファーが来た時の心境について近藤は「ついに来たかと思いました。何年も否定し続けてますけど、やっぱりうれしいもんですね」と念願達成に喜び。箕輪も舞台後方に設置されたムーア監督の看板を眺め「春菜が、ムーア監督の日本バージョンとして映画を宣伝してもらいたいなと思いますね」と顔をほころばせた。
今回が初コラボとなるが、ムーア監督からの公認はまだもらえてないと嘆く近藤は「否定するのに許可もないとは思うんですけど、本人から『言っていいよ』みたいな公認がほしいですよね」とお願い。「あわよくばですけど、『近藤春菜じゃねえよ!』ってムーア監督から言っていただけたら最高ですね」と期待をふくらませていた。
これまで権力を批判するドキュメンタリー映画を製作してきたムーア監督だが、同作では権力側の片棒をかつぎ“侵略者”としての立場から撮影を敢行。世界の“ジョーシキ”を侵略することをミッションに各国を訪問する様子を、ブラックユーモアをちりばめながら描いていく。5月27日に公開。