4月17日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ)に、NON STYLEの石田明(36)と井上裕介(36)がゲスト出演。劇場などの公演で毎回行われている、ある”神業”について紹介された。
番組では「女子高生に絶大な人気を誇るNON STYLEの魅力に迫る」という内容で、二人の少年時代やコンビ結成秘話、井上のモテモテぶりや石田の両親のエピソードなどをVTRも交えながら紹介していった。
さらに番組では、ある劇場公演の裏側にカメラが密着。石田、井上の劇場入りから本番までの流れを追っていたが、本番が始まるまでの間、二人は一度も言葉を交わすことがない。石田は「リアルをお届けしたほうが良いかなと思って」とカメラの前でも敢えて普段通りの姿を見せていた。そのままステージ裏でも目すら合わせることなく本番を迎えるが、ステージでは息のあったテンポの良い漫才を繰り広げ、会場は大いに盛り上がっていた。
ここで「全く会話をしていなかったのに、いつステージでやるネタを決めたのか?」という疑問が湧き上がり、番組スタッフが問いかけると、石田は「あいつ(井上)が喋り出すまで何をするか知らないんで」と驚愕の一言を放った。これについて井上は「僕がセンターマイクに着いた時にどのネタするかを客席見て、お客さんの年齢層だとか、テンションとかで決めますね」と、本番前の打ち合わせは一切行わず、ステージで井上が語りだした最初の一言に石田が合わせてその日のネタが決まるという”神業”を毎回行っていることを明かした。
井上によると、ネタ作りをしている石田にとって、作ったネタはどれも「100点満点の子どもみたいなもの」でどのネタが1番と決められないのだそうだ。そこで、井上が客層や雰囲気を見ながらステージ上でその日のネタを決めるという、この二人ならではのスタイルにたどり着いたことが番組では紹介された。
「バラエティ番組では“嫌われキャラ”ですが、井上のカレンダーは、かなり売れているようですね。また、ツイッターで寄せられた一般人からの誹謗中傷にも、ポジティブに返信することで話題を呼んでいます。M―1グランプリ2008で優勝しましたが、漫才の上手さは同世代の中でもピカイチ。テレビのレギュラー番組は関西が中心ですが、よしもとが運営する劇場でも、精力的にライブを行っています」(お笑い関係者)――チャンピオンになったのは、伊達じゃない?