意外とちょくちょく変動しているんです。
「国民生活に不可欠であるため、あまねく日本全国における提供が確保されるべき」として、公平で安定的な電話サービスを提供するために徴収されている「ユニバーサルサービス料」(番号単価)が、2016年7月から12月分では1番号あたり「3円/月」に修正されると発表されました。なお、現時点では月々2円の負担ですので、1円の値上げということになります。
月々1円とはいえ、値上げと聞くとネガティブに反応してしまいがち。しかしながら、この制度がスタートした2007年(平成19年)上期は月々7円、ここしばらくは制度開始以来もっとも低い水準になっていたという経緯もあります。ちなみに、もっともユニバーサルサービス料が高かったのは2009〜2010年(平成21〜22年)の月々8円の時代でした。
(ユニバーサルサービス支援業務のウェブサイト)
電話料金の内訳のなかでは、ちょっと影の薄い感のあるユニバーサルサービス料金ですが、事業者によって取り組みに違いがあったりと、意外と奥深い制度であったりします。この機会に制度の詳細を知っておくのも良いかもしれませんね。
・番号単価 詳細一覧(平成19年〜平成28年)
・負担対象事業者名(PDFファイル)
文/ワタナベダイスケ(編集部)
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