すごい…すごいんだけど、謎が多すぎる…。
巨額の資金調達に、テック界の著名人を次々とゲットするも、その全貌はほとんど秘密なスタートアップ、Magic Leap。わかっているのは複合現実(Mixed Reality, MR)とよばれるテクノロジーに取り組んでいて、体育館でクジラがどっしゃーんとなったり、手の中からゾウさんが出てきたり、オフィスに太陽系が出現するってことだけです。
そんな中、Wired初代編集長のケビン・ケリー氏によるMagic Leapレポートが公開され、彼らが何をやっているのかを垣間見ることができました。私たちが新たにわかったことは、
・ヘッドセットはある!
・以下のビデオような体験ができる
「A New Morning(新しい朝)」と題されたMagic Leapの最新デモ。彼らのMR技術があれば、こんな未来の生活になりますよというイメージ動画です。ものすごく崇めたくなるというわけではないですが、たしかに便利そうですよね。私自身は、朝起きてエベレストの地形や天空を泳ぐクラゲについて真剣に学んだことはないんですけど、常に透明なヘッドマウントディスプレイが目の前にあって、通知や情報が見られるのはよさそうです。
動画には「エフェクトなどは加えてません」と書かれていますから、それならばマイクロソフトのHololensに比べると、グラフィックの質はいいと言えるでしょう。
記事の中では、Magic Leapのデバイスについてこう書かれています。
---------------------------------------とっても漠然としてますね。また、ケリー氏は以下のようなことも言ってました。
・Magic Leapは、複合現実(MR)であって、仮想現実(VR)ではない
・「Magic Leapを外す」のは、「サングラスを外す」くらいに簡単
サングラスと聞いて、胸ポケットに入るコンパクトなMRデバイスを想像しちゃったかもしれません。ただ、現状のVRヘッドセットと同じく、しばらくはMRヘッドセットも特殊なものであり続けるだろうと彼は言ってます。
街なかでサッと取り出してかっこよくMRを使う…っていう未来はまだ先ってことですね。
source: Wired
Darren Orf - Gizmodo US[原文]
(斎藤真琴)