埼玉県朝霞市で2014年、当時中学1年だった少女(15)が誘拐され2年ぶりに保護された事件で、県警が監禁容疑で東京都中野区の寺内樺風容疑者(23)を21日に再逮捕する方針を固めたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、寺内容疑者は14年3月、朝霞市内で少女を誘拐し、千葉市稲毛区や中野区の自宅で2年間監禁した疑いが持たれている。
これまでの調べで、少女が「玄関の外から鍵をかけられ逃げられなかった」と話したほか、同容疑者が少女に「誰も助けに来ない」などと言っていたことが分かっており、県警は精神的にも追い込んで逃げ出せないようにしたとみて、2年間の生活実態などを調べる。