これぞ子どもから大人まで遊べるおもちゃ!
アメリカのおもちゃメーカー、マテル社のホットウィールといえば、超有名なミニカーですが、その原動力は100%が想像力です。でも今、私たちはついに、その64分の1スケールのミニカーに大量のテクノロジーを詰め込む時代に到達しつつあります。
その先駆けとなるのが、Pocket Racingというおもちゃ。これの開発者たちは、新しいiPadゲームと連動させることで、この小さな乗り物に命を吹き込むことに成功したのでした。
Pocket Racingのミニカーの仕様としては、ホットウィールとさほど変わりはありません。色が変化するLEDや、いろんな強度で飛び跳ねするよう3つのピストンだってついています。さらには車体の底部分には光センサーもついていて、ミニカーをiPadの画面上に置くとPocket Racing 2.0のゲームから見える信号をキャッチして反応するようにもなっています。
ゲームの中で起こったアクションに対してミニカーがどう反応するのかというと、車体についたライトが点滅したり、あるポイントを通るとミニカー自体が跳ねたりします。そしてゲーム中でミニカーが衝突したり完全に破壊されてしまったりしたときには、ボディー部分が空中に投げ出され、これが完全にゲームオーバーだというお知らせになります。
比較的簡単でシンプルな技術を賢く使い、ミニカーとiPadのレーシングゲームに新しい遊びの要素をもたらしてくれたPocket Racing。
でも実は、残念ながらまだ未発売の商品で、Pocket Racing 2.0は現在5万ドル(約550万円)を目標金額にKickstarterでキャンペーン中なのです。ちなみにアプリはiOSとAndroidともに無料ですが、ミニカー自体は先行予約の価格で38ドル(約4,200円)になります。うーん…、99セント(約108円)の幼少期をともに過ごしたホットウィールに比べればだいぶお高いおもちゃですね。
あともちろん、38ドルにタブレット代はふくまれないので、ミニカーをゲームと一緒に楽しむならiPadもすでに持っていることが前提になるのであしからず。
source: Kickstarter - Pocket Racing
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)