世の中、真面目に一生懸命生きていてもなかなか報われず、周りは幸せそうに見えてきて、真面目に生きていても何の意味もないと虚しくなることがある。そんなとき、どうやって気持ちを持ち直したらいいのだろうか。「教えて！goo」の中から「頑張ってきた『つもり』で、結果は人生空っぽでした」という質問を拾ってみた。
質問者のroroneko4949さんは、幼い頃から“いい子”を演じてきて、それなりに評価はされてきたのだが、社会人になったら仕事で怒られ、周りと折り合いがつかなくなり心を病んでしまったという。しかし、“悪い子”と嫌っていた人の中に、定職も就いていないのに、たくさんの親しい友人に囲まれ、結婚し子どもに恵まれた人も。「こんなに努力してきたのに！なんでアイツばっかり！」と思ってしまうそうだ。
■“いい子”は早めに止めるべし！
「あなたはこれまで損得で物事を判断していたのではありませんか？ 良い子できたのはその方が得だと思ったから。我慢も頑張りも得すると信じたから。（中略）…他者の援助を期待するから、相手が気に入りそうな良い子を演じてしまうのです。これからは自分を基準に、出来る出来ない、好き嫌いで選択していきましょう」（ni_si_kiさん）
「努力とは、自分のためにするものであり、他人のためにするものではない。あなたの過去にした努力は、他人のための努力です。あなたは、今それに気づいたのだから、今この瞬間から、あなたの本当の人生が始まるのだと思います」（闇の星空さん）
学生時代の評価は、親や教師の思い通りになる素直な子だ。好かれることだけが目標になり、その結果、八方美人と嫌われることも。そして、自分が何になりたいのかわからないまま大人になってしまう。まず他人にとっての“いい子”なんかは止めて、嫌われてもいいから何がしたいのか、どんな人間になりたいのか見つけることだ。では次に、かつての“悪い子”が幸せそうに見えることについては……。
■人と比べず自分の幸せを追求すべし！
「人と比べないで自分が積み上げてきたことを信じてもいいと思う。我関せず我が道を進め!!と言いたい」（raiiさん）
「貴方は他人を羨ましがっていますよね。そこがおかしい。と言うのは、他人は貴方では無いんですよ。貴方は貴方です。ここで、何故他人を持ち出さないといけないのですか。今のこの問題は貴方だけの問題であって他人とは一切の関係は有りません」（usui-2015さん）
人の幸せは羨ましくなるものだが、本来、自分の幸せに他人は関係ない。ましてや、かつての“悪い子”などどうでもいいだろう。きっと、この質問者さんは幼い頃から今まで、他人の思う“いい子”や“幸せ”に合わせようと生きてきたのではないだろうか。まずは自分の進むべき道や幸せを見極めて、自分のペースで頑張ってほしい。
花守深雪（Hanamori Miyuki）