Automatticは4月20日(米国時間)、「A Tip for Convincing Customers to Renew License Keys - WordPress Tavern」において、商用のプラグインやテーマなどのライセンスリニューアルを促す方法について説明した。WordPressは世界中で最も多く使われているCMSと言われており、プラグインやテーマが豊富なことでも知られている。こうしたエコシステムの発展がWordPressの発展にとっても重要になっている。
記事ではいくつかのユーザーの方法を引き合いに出しながら、「これといった正解がない難しい問題」としている。以下の2つの事例を引き合いに出しながら、セキュリティフィックスの提供やリニューアルのプロモートについて説明している。
・セキュリティ・アップデートのタイミングでライセンスが切れたユーザーにリニューアルを促すとともに、セキュリティ・アップデートを含むことから50%のディスカウントといった特典を付ける。
・重要度の高いセキュリティ・アップデートを提供するとして、ライセンスが切れたユーザーに関しても脆弱性の修正のみを含んだ最新版を提供する。
支払いをしやすい仕組みを提供すること、セキュリティ・アップデートについて通知することが、リニューアルにつながりやすいといった説明も掲載されている。
WordPressはシェアが大きいことからサイバー攻撃の対象になりやすいほか、WordPressで利用するプラグインやテーマが攻撃に使われることも多い。脆弱性が明らかになったプラグインやテーマは攻撃に利用されやすいため、WordPressとともにプラグインやテーマもセキュリティサポートの提供された最新版へアップグレードすることが推奨されている。
(後藤大地)