自閉症の人たちには、この世界がどのように見えているか?
それをリアルに再現した動画が、話題になっている。
動画はとある自閉症の少年の視点から構成されている。
始まって数秒の間は、おもちゃで遊びつつ、お母さんに連れられて普通に歩いているように見える少年。
ここまでは同年代の男の子と比べても、何も違うようには見えない。
だが、ショッピングモールの扉が開いた途端、少年の視界は一変する。
物音や光といったものが洪水のように少年に襲い掛かり、次第に少年は落ち着きを失っていく。
私たちから見ればどれも大した刺激には見えないが、少年にとっては違うのだ。
画像出典:Youtube
数を数えて必死に平静を保とうとする少年だが、人通りや物音も増え、ついには堪えきれずに爆発してしまう。
ここで、これまで少年の一人称だった視点から、第三者のような見下ろす視点へと変わる。
そこには、ただ広場の真ん中で急に大暴れを始めたようにしか見えない、子供の姿が映し出されていた。
このような光景を見たことがある人もいるのではないだろうか?
画像出典:Youtube
そして動画は「ワザとじゃないの。頭の中がいっぱいになって、わけが分からなくなっちゃったんだ」という少年の独白で締められる。
この動画は『英国自閉症協会』によって、自閉症への理解を少しでも深めてもらおうと、制作されたもの。
動画は既に300万を超える再生数を記録していて、動画のコメント欄には多くの人から共感や、同意の声が寄せられている。
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参照:Youtube/Can you make it to the end?
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)