高市総務相が靖国参拝=春季例大祭で

 高市早苗総務相は22日、東京・九段北の靖国神社を春季例大祭に合わせて参拝した。高市氏は2014年9月の閣僚就任以降の春秋の例大祭や、昨年の8月15日の終戦記念日にも参拝している。

 高市氏は参拝後、記者団に「国策に殉じられた方々のみ霊の安寧とともに、ご遺族の方々の健康をお祈りした。日本国を災害の苦難からお救いくださいとお願いした」と述べた。私人としての参拝で、玉串料は私費で納めたことも明らかにした。

 菅義偉官房長官は22日午後の記者会見で、韓国政府が反発していることに関し、「個人の信教の自由に関する問題だ。政府としては立ち入るべきことではないと思う」と述べた。

 23日までの春季例大祭の期間中、安倍晋三首相は参拝を見送る意向で、祭具の真榊(まさかき)を奉納した。昨秋に参拝した加藤勝信1億総活躍担当相も今回は見送る方向。岩城光英法相は参拝を検討している。