日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、23日に行われたブンデスリーガ第31節でシュトゥットガルトと対戦し、3-0の快勝を収めた。 リーグ戦3試合連続の先発出場となった香川は、21分にアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンのクロスに合わせて先制点を獲得。リーグ戦2試合ぶり8点目を決めると、56分にはムヒタリアンが挙げたチーム3点目の起点にもなり、勝利に大きく貢献した。 香川はリーグ戦ここ6試合で4ゴール1アシストと絶好調。シーズン終盤の重要な局面で復調し、チームをけん引する同選手に、地元紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は「まさに待ち望んでいたパフォーマンス」と絶賛。「ムヒタリアンからの左サイドからのクロスを流し込んで先制点。もちろん、それほど難しいシュートではなかったが、このゴール以外でも香川はアクティブで想像力豊かなプレーを見せた」と、ゴールにとどまらない効果的なプレーを評価し、「2.5」の高い採点をつけた。 さらに、香川のクロスからコロンビア代表FWアドリアン・ラモスが放ったシュートのこぼれ球を、ムヒタリアンが決めてチーム3点目とした56分のゴールについても、「言ってみれば香川のアシストのようなもの」と、実質香川のアシストとして認定。「香川が出したパスからアドリアン・ラモスと相手GKプジェミスワフ・ティトンを経由したボールが、仕上げ役であるムヒタリアンの足元に渡った」と、その根拠を力説している。 『Ruhr Nachrichten』紙は、香川を「左サイドで見せた力強いアタックを21分の先制ゴールによって結実させると、チームを勝利の道へと導いた」と、勝利の立役者として認定。こちらも「2.5」の高い点数となった。「美しいクロスでチーム3点目にも絡んだ」と、香川の高いパフォーマンスを裏付けるべく、ダメ押し点に関与した点も忘れずに強調。寸評を「引き続き彼の調子は上向きだ」と結び、試合を重ねるごとにパフォーマンスを上げる香川を手放しで褒めている。 両紙とも、チーム最高点は全得点に絡んだヘンリク・ムヒタリアンの「1.5」。45分に追加点となるチーム2点目を決めた17歳のアメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチに「2」が与えられ、香川は両選手に次ぐ高評価だった。なお、『ビルト』紙は、香川に対してムヒタリアンと並ぶ最高点の「1」をつけた。 ドルトムントは次節、4月30日にヴォルフスブルクをホームに迎える。 【関連記事】 ●香川が先制弾&17歳プリシッチ2戦連発…ドルトムント、3発快勝で14戦無敗 ●酒井宏&清武が起死回生のアベック弾…ハノーファー、ドローで今節の降格回避 ●レスター岡崎の「英語力」は合格点?…ラニエリ監督「素晴らしいよ」 ●本田圭佑が熊本県に1000万円を寄付「それぞれができることを行動に」 ●リオ五輪のグループリーグ初戦で戦うU-23ナイジェリア代表ってどのくらい強いの?(サッカーキング・オピニオン)