カーナビやスマートフォンなどのナビ機能を手軽に使えるようになった現在でも、いざというときはやっぱり地図を見てしまうという人も多いのではないでしょうか。地図を見ることが得意な人と苦手な人にはどのようなちがいがあるのでしょう。社会人の男女それぞれに聞いてみました。
<女性>
得意……36%
苦手……64%
<男性>
得意……67.3%
苦手……32.7%
女性よりも男性のほうが、得意だと感じている人が多いようです。そう感じた理由やエピソードを男女別に見てみましょう。
・「方向音痴なのもあり、地図を見て行ったはずなのにまったく逆に進んでいた事があったから」(32歳/不動産/専門職)
・「方向を確認するためにグルグル地図を回していたら、余計訳がわからなくなったことがある」(27歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「方向が変わったら地図をどちら向きに変えるか混乱して、人に聞くことが多い」(28歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「地図の見方がわからないので、いつもグーグルアースで立体的にみないとたどりつけない」(29歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
・「自分の進んでいる方向と地図上の位置がどうやっても一致しない。スマホの地図アプリのおかけで迷子にならなくて済んでいる」(25歳/食品・飲料/専門職)
平面的な地図を見ても、自分の居場所を把握することができず、左右がわからなくなってしまうという人が多いようです。近年はGPS機能を使って、リアルタイムで居場所を表示するアプリなどもたくさんあるため、なんとか迷わずに行けるという人も。実際に見ている景色と地図の表記が異なるために、頭の中で双方を一致させることができないのかもしれませんね。地図を見れば見るほどわからなくなるという事態だけは避けたいのですが、焦れば焦るほど迷ってしまうものですよね。
・「自転車で名古屋まで地図を見て行ったりしたことがある」(29歳/情報・IT/営業職)
・「1回地図を見たり、通ったりしたら、ほとんど忘れることはない」(30歳/学校・教育関連/その他)
・「地図があれば方向と道順がわかるので、目的地に行けないわけがない」(32歳/商社・卸/営業職)
・「地図だけに頼らず、おおよその方角を把握していたので、知らない土地でもスムーズに歩けるから」(32歳/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「そもそも地図を見て迷うというのが理解できません」(26歳/小売店/営業職)
自分の居場所を確認しようとする女性に対して、男性は地図で方角を確認する傾向があるようです。目の前の道を右に進むか左に進むかを確認するのではなく、どの方向に目的地があるのかを確認することが先決。地図さえあれば、長距離の運転も問題ないという男性も多いようです。
地図はナビとはちがい、あくまでも現存するものを線で表しているため、自分の居場所を確認するというよりは、空の上から自分を見るつもりで俯瞰的に判断する必要があります。ナビの感覚で自分を中心に地図が動く感覚で見ると、どの方向へ進んでいるかわからなくなってしまいますよね。女性と男性の脳には、居場所の確認方法に大きなちがいがあるのかもしれませんね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※マイナビウーマン調べ(2016年4月にWebアンケート。有効回答数234件。22歳~38歳の社会人男性・女性)