SNSで人を批判する“ハッシュタグ世代”に米ロックバンド、スマッシング・パンプキンズのビリーが苦言 | ニコニコニュース

嫌な世の中になった - ビリー・コーガン
シネマトゥデイ

 米ロックバンド、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンが、SNSですぐに人の発言を批判する“ハッシュタグ世代”に言論の自由を奪われかねないと心配している。

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 ビリーは先日、陰謀論者で知られるアレックス・ジョーンズのラジオ番組に出演。自分の意見に反する発言をしたというだけで、すぐに相手に腹を立て、SNSでそれを批判せずにはいられない若い世代に恐怖を感じ、嫌な世の中になったとコメントした。

 ジョーンズが、「若い人たちは、腹を立てる理由をわざわざ探して、突っかかっている」と言うと、「まるでカルト教団だ。言論の自由を信じ、アーティストである僕は、いつか彼らの標的になるんじゃないかと怖くて仕方がない。そうだろう。すぐにではないかもしれないけど、僕が疲れているだけの理由で間違ったことを、間違った日に言ったら、やられてしまう。すべての言葉が地雷のような世界で僕は生きていたくない。自由主義者の僕としては理解できないことだ」と言っている。

 ビリーはSNSですぐに批判する人たちを白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」に例えもしている。政治集会でリポーターに向かって「性転換者だから僕が嫌いなんだろう!」と唾を吐いて叫んでいる人たちを例に挙げ、「彼らが勝手に頭の中でそう思っているだけなんだ。僕らは嫌ってなんかいないのに。この状態をどう乗り越えればいいんだ? まるでKKKのメンバーが有色人種に向かって唾を吐いているのと同じだ。彼らだって自分が正しいと思っていたんだってわからないのかな?」と言っている。(BANG Media International)