【総力特集】編集部が選ぶ『影がうすい空気ゲームキャラ』10選 | ニコニコニュース

【総力特集】編集部が選ぶ『影がうすい空気ゲームキャラ』10選
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!注意!本記事には一部ゲームタイトルのネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。

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多くのゲーマーから絶大な支持を得ている人気ゲームには、いつまでも人々の記憶に残る魅力的なキャラクターが数多く登場します。しかし、自分の存在感を示せずに「あれっ?コイツいたっけ?」と言われてしまうような、影が薄いキャラクターがいるのはご存知でしょうか?今回は、そんな人気ゲームに登場する「空気キャラ」を、編集部の独断と偏見で選び、なぜ彼らが自分の存在感を示す事ができなかったのか徹底的に解説します!

■ヴァン


タイトル:『ファイナルファンタジーXII』 ジャンル:RPG
発売元:スクウェア・エニックス 開発元:スクウェア・エニックス

―この物語の主人公じゃなかった……


『ファイナルファンタジーXII』の主人公ヴァンは、「FF史上、最も影が薄い主人公」とファンから揶揄されているキャラクター。本作の発売前に公開されたビジュアルイラストには、ダルマスカ王国の王女であるアーシェが、ヴァンのヒロインのように描かれていましたが、いざ蓋を開けてみると、彼女は、「この物語の主人公」と自称するバルフレアと良好な恋愛関係を築いており、ヴァンはただそれを眺めているだけ。さらに、他のメインキャラクター(主にバルフレア)と比較してビジュアルに華がなく、特に目立った活躍もしていません。そんなモブ級の主役といっても過言ではないヴァンですが、本作のその後を描いたスピンオフ作品『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング』では、主人公としてしっかりと活躍(バルフレアもしっかり登場)しているので、多少は報われているのではないでしょうか。

■スコージ


タイトル:『Gears of War 2』 ジャンル:TPS
発売元:マイクロソフト 開発元:Epic Games

―大は小を兼ねない


スコージは、シリーズ第2作目『Gears of War 2』のボスキャラクター。前作のボスであるラーム将軍の後任としてローカスト軍の最高司令官を務め、主人公マーカス・フェニックス率いるデルタ部隊に立ち塞がる彼ですが、新たな敵「ランベント」の出現や、マーカスの父アダムの生存をはじめとした、続編『Gears of War 3』に繋がる伏線が続々登場したせいで、その存在感が次第に奪われていきます。

それでもクライマックスであるボス戦では、マーカスとの熱戦を繰り広げており、その存在感を取り戻しつつありましたが、最終戦である飛行ローカストのチェイスシーンにおいて、ヒドラという巨大ローカストに乗ったのが運の尽き。このヒドラがあまりにも巨体であったために、戦闘中は、操縦者であるスコージの姿がほとんど映らないのです。結局、彼はラーム将軍以上の存在感を示せないまま、マーカスに撃ち落されて地面に叩きつけられてしまいます。せめて、小さいリーパーを選んでいたら……。

■馬


タイトル:『ファイナルファンタジー』シリーズ ジャンル:RPG
発売元:スクウェア(現:スクウェア・エニックス) 開発元:スクウェア(現:スクウェア・エニックス)

―え?FFの世界に馬って存在するの?


『ファイナルファンタジー』の世界において、チョコボは乗り物として広く普及されていますが、それでは馬はどのように扱われているのでしょうか?それを確認できるものがシリーズ第3作目『ファイナルファンタジーIII』にありました。同作では、あのチョコボを差し置いて、戦争で多くの馬が使役されているシーンが登場します。実は他にも、モンスターとして登場したり、召喚獣オーディーンの相棒だったりと、ちょくちょく出演しているんですよ!近年では、MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』で、乗り物としての地位を確立。その存在感を徐々に示しているようです。……でもチョコボいるし、やっぱりいらなくない?

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■クッパ7人衆


タイトル:『マリオカート8』 ジャンル:レースゲーム
発売元:任天堂 開発元:任天堂

―あっ、これが烏合の衆……


クッパ7人衆は、1988年に発売されたファミコン向けソフト『スーパーマリオブラザーズ3』に登場したボスキャラクター達。彼らは、ラリー、モートン、ウェンディ、イギー、ロイ、レミー、ルドウィッグの7人で構成されており、歴代マリオシリーズにカメオ出演しています。しかし、プレイヤーキャラクターとして初参戦する、人気レースゲーム『マリオカート8』では、ファンに「数合わせ要員」と揶揄され、あまり歓迎されていない様子。さらに、「リンク」や「しずえ」といったダウンロードコンテンツの追加キャラクター達によって、その存在感を奪われています。うーん、出る作品を間違えちゃったかな……。

■ハジメ


タイトル:『がんばれゴエモン 天狗党の逆襲』 ジャンル:RPG
発売元:コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント) 開発元:コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)

―歴史の闇に葬られたハジメくん


1999年に発売されたGB/GBC向けソフト『がんばれゴエモン 天狗党の逆襲』は、『がんばれゴエモン』シリーズのスピンオフ作品として生み出されたRPG。主人公のハジメは、テレビアニメのヒーローであるゴエモンに憧れている、どこにでもいる普通の少年でしたが、祖母から教えられた不思議な言い伝えがある大木で遊んでいると、いつのまにかゴエモン達がいる大江戸時代にタイムスリップしてしまった、というのが本作のあらすじです。

上の画像を見るとわかりますが、主人公のハジメは、ゴエモンやエビス丸、ヤエ、サスケといったシリーズキャラクターのデザインと明らかに異なります。制作側は、プレイヤーの分身としての役割を明確にしたかったのでしょうが、そもそもゲームタイトルは『がんばれゴエモン』なのだから、プレイヤーはゴエモンを主人公として捉えているはずです。制作側もハジメの扱いに困っているのか、パーティメンバーが増えていくにつれて、彼の存在感が徐々に失われていきます。本作以降、ハジメは、『がんばれゴエモン』シリーズに一切登場しておらず、歴史の闇に葬られる事になるのです……。

■クールラントのルドレス


タイトル:『DARK SOULS III』 ジャンル:アクションRPG
発売元:バンダイナムコエンターテインメント 開発元:フロム・ソフトウェア

―そこにいたのね……


クールラントのルドレスは、主人公の拠点「火継ぎの祭祀場」にいる重要キャラクター。彼は、ここにある5つの玉座のひとつに座り込んでおり、ボスキャラクターが落としたソウルと引き換えに特殊なアイテムを渡してくれます。しかし、彼は、まるで人形のように小さく、ミイラのように貧弱な体をしているため、プレイヤーの視界に映ってもスルーされてしまう事があります。かく言う筆者も、本作をプレイしてから15時間過ぎた頃に、ようやく彼の存在に気づきました。なんていうか、その、自分の存在をもうちょっとアピールしてほしい……。

■ノーマッド(女)


タイトル:『ロマンシング サガ2』 ジャンル:フリーシナリオRPG
発売元:スクウェア・エニックス 開発元:スクウェア・エニックス

―モブキャラ……じゃない!


ノーマッドは、草原地帯ステップに暮らす遊牧民の戦士。村のリーダーである男性キャラクターは、民族的な衣装を纏っており、重要なイベントが用意されているのですが、女性キャラクターにいたっては、村人Aのような台詞しか用意されておらず、外見もモブキャラと見間違えてしまうものです。プレイヤーの中には、世界中の仲間が集結するアバロン新市街の中に、場違いなモブキャラがいると思って話しかけて、はじめてノーマッドに女性キャラクターが存在すると知った人もいるのではないでしょうか。逆に、モブキャラ好きの人にはたまらない?

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■トリッシュ


タイトル:『デビルメイクライ2』 ジャンル:スタイリッシュ ハイアクション
発売元:カプコン 開発元:カプコン

―不遇すぎるヒロイン


トリッシュは、シリーズ第1作目『デビルメイクライ』に初登場するヒロインです。同作のラストでは、主人公ダンテと良好な関係を築いており、以降、彼の相棒として行動を共にするように。しかし、続編の『デビルメイクライ2』では、新キャラクターのルシアにヒロインの座を奪われ、前作でダンテがトリッシュに言った「悪魔は涙を流さない」という口説き文句が再利用される形でルシアに使われ、挙句の果てにトリッシュはゲーム本編には登場しません。台詞無しの隠しキャラクターとしてひっそりと登場するのです。いくらなんでも不遇すぎる!

■ジョー


タイトル:『ストリートファイター』 ジャンル:対戦格闘ゲーム
発売元:カプコン 開発元:カプコン

―これが元祖アメリカ代表だ!


ジョーは、シリーズ第1作目『ストリートファイター』に登場するアメリカ代表のファイター。彼は、ローリングソバットを繰り出す、裏マーシャルアーツ界のチャンピオンであり、他のファイターと比較して勝るとも劣らない戦闘力を誇っています。しかしながら、ジョーは、あまり華があるとは言えない外見の持ち主であるため、他のキャラクターのように続編やスピンオフ作品で活躍する事はありません。今のアメリカ代表には、ガイルやルーファスといった強烈な印象残すキャラクターが多数存在するので、ジミーが……あっ、ジョーだった……ジョーが出る幕は今後も無いでしょう。でも皆さんは、いつまでもジョーの事を忘れないでくださいね。

■登場人物全員


タイトル:『タイタンフォール』 ジャンル:対戦型FPS
発売元:エレクトロニック・アーツ(EA) 開発元:Respawn Entertainment

―全員空気


オンライン対戦型FPS『タイタンフォール』には、不特定多数のプレイヤーと戦うオンラインマルチプレイモードと、ストーリーモードが融合した、独自のキャンペーンモードが存在しています。プレイヤーは、音声通信から流れてくるメインキャラクター達の会話を聴きながら、ステージ上で展開されているNPCの活躍を垣間見ることで、本作のストーリーを楽しめるのです。しかし、敵プレイヤーが目の前に迫っているのに、メインキャラクターに構っている暇などありません!プレイヤーは、巨大パワードスーツTitanに乗ったり、壁走りしながら銃撃戦を繰り広げたりと大忙しなのです!

それでも同じステージを何度もプレイすれば、物語の顛末やキャラクターについて、スピードラ○ニングさながらに、次第に理解を深める事ができるのですが、彼らの顔を覚える事は非常に困難です。登場人物の全員が空気キャラというのは、後にも先にも本作だけではないでしょうか?

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さて、人気ゲームに登場する「空気キャラ」を編集部でチョイスしてみましたが、いかがでしたか?今回紹介したキャラクターは、影が薄いといっても、まだまだ人々に関心を持たれている方だと思います。むしろ、記事に取り上げられなかったキャラクターこそ、本当の意味で空気のような存在なのかもしれません。「いや、コイツは空気キャラじゃない!」「もっと空気なキャラが他にいる!」などなど、読者の皆さんのコメントもお待ちしています。【ほかの画像を見る】【総力特集】編集部が選ぶ『影がうすい空気ゲームキャラ』10選