【北京時事】トヨタ自動車は、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)を2018年に中国市場に投入する。現地生産する方針で、同社として初のPHVの海外生産となる。25日に開幕する北京モーターショーに合わせ、24日に北京市内で計画を発表した。

 同社は15年秋、中国で生産する「カローラ」と「レビン」のハイブリッド車(HV)を発売。現在までに計4万台を受注する好調ぶりで、両車種のPHVモデル追加を決めた。

 トヨタは「プリウスPHV」を日米欧などで販売しているが、生産は日本に限定してきた。中国事業の責任者を務める大西弘致専務役員は「(中国では新型エコカーが続々と)18年ごろに各社から登場する」と話し、PHVの現地生産開始を急ぐ必要性を強調した。