プリンス、ペイズリー・パーク邸は博物館に? 遺言なしで遺産相続は混迷か | ニコニコニュース

現地時間4月21日に急死したプリンス(C)AFLO
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 人気歌手プリンスが現地時間21日、ミネソタ州ミネアポリスにある自宅兼スタジオのペイズリー・パーク邸で急死したニュースで世界に衝撃が走ったが、プリンスの遺族がペイズリー・パーク邸を博物館にすることを計画しているという。一方、1億500万ドルとも3億ドルとも言われるプリンスの遺産は、プリンスが遺言を残している可能性が少なく、相続を巡り一騒動ありそうな気配だ。

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 プリンスの死後、ペイズリー・パーク邸の周辺でたくさんのファンがプリンスを哀悼する姿が見受けられているが、英The Sun紙によるとプリンスの姉妹・タイカの夫でプリンスの義理の兄弟にあたるモーリス・フィリップスが、5万平方フィート(約1405坪)あるペイズリー・パーク邸を博物館にする意向を明かしたという。「ファンのためです。彼は何よりもファンを大事にしてきました。こうすることで彼の遺産である音楽があり続けます」と語ったそうだ。

 またペイズリー・パーク邸の博物館化計画が浮上する一方で、プリンスが残した遺産の相続を巡り、遺族の間でひと悶着ある可能性が見え隠れする。海外メディアTMZによるとプリンスは遺言を残していない可能性が大きいらしい。複数の情報筋が少なくとも2014年までプリンスは遺言を残していなかったという。この1~2年で残した可能性もあるが、遺族を含む関係者に確認したところ、誰も遺言を見たことがなく、遺言の執行に現れる人物もいないという。

 プリンスが遺言を残していなかった場合、ミネソタ州の法律に従い生存の近親者である兄弟姉妹が平等に相続する権利があるそうだ。プリンスの兄弟姉妹は8人のうち現在タイカを含み6人が生存しているという。タイカ以外の兄弟姉妹は母親か父親が違うそうだが、同州の法律では分け隔てなく等分することになるという。さらに亡くなっている兄弟姉妹に子供が居た場合、その子供にも平等に相続する権利があるそうだ。