あなたは月にいくらぐらい服装やアクセサリーなどにお金をかけていますか? ファッションへの興味によって大きく変わるでしょうが、男女でどのくらい金銭感覚に違いがあるのかどうかアンケート調査を実施しました。節約を考えたときにもっとも削りやすい費目である服飾費、社会人にとってはどのような位置づけなのでしょうか。
まずは女性に1カ月にかかる服飾費を聞いてみました。
Q.女性に質問! 平均すると1カ月いくらぐらい服飾費(服やファッション小物、下着などの購入費用)にかけていますか?
第1位 3,000円以上5,000円未満 19.0%
第2位 7,000円以上1万円未満 16.1%
第3位 2,000円以上3,000円未満 12.2%
第4位 1万円以上1万5,000円未満 11.2%
第5位 5,000円以上7,000円未満 9.8%
第6位 1,000円未満 8.3%
※7位以下略
平均値……7,882円
女性は1000円未満から2万円程度まで幅広く分布しているのがグラフからも見て取れます。一番多いのは3,000円以上5,000円未満の層で、2割弱でした。あまり高額をつぎ込む人も思ったより少ないのではないでしょうか。
続いて、男性にも同様のアンケートを取ってみました。
Q.男性に質問! 平均すると1カ月いくらぐらい服飾費(服やファッション小物、下着などの購入費用)にかけていますか?
第1位 1,000円未満 21.9%
第2位 3,000円以上5,000円未満 17.5%
第3位 7,000円以上1万円未満 14.4%
第4位 1,000円以上2,000円未満 10.6%
第5位 2,000円以上3,000円未満 9.9%
第6位 5,000円以上7,000円未満 9.2%
※7位以下略
平均値……6,981円
一方の男性は、なんと1000円未満が2割強で1位! 服飾代をかけない人はとことんかけないようです。ところが、5万円以上と答えた人の割合は女性と同割合でした。買う人と買わない人の差が、女性よりだいぶおおきいことがわかります。
男女で大きな違いが出ました。女性は、もっとも多いのは3000円~5000円の層でしたが、2万円台まで広く分布しています。一方の男性はと言うと、もっとも多いのは1000円未満となっており、1万円以上かける人は女性の半分程度しかいませんでした。
平均で見ると1000円しか違いは出ていませんが、男性は服を買わない人はほとんど買わず、お金をかける方はかなりかけるという極端の特徴が出ています。この金銭感覚の違いはどんなところから来ているのでしょうか。詳しく聞いてみましょう。
・「1,000円未満。毎月購入しない、いいものを買って長く大切に使う」(35歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「1,000円未満。興味はありますが、最近、あまり物欲がないので」(33歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「1,000円以上2,000円未満。身なりは清潔にするが組み合わせとかできるから」(31歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「1,000円以上2,000円未満。下着の買い替え位にしかお金を使えないので」(35歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「3,000円以上5,000円未満。ワンシーズン1着ないし2着程度しか服を買わないので」(30歳男性/人材派遣・人材紹介/その他)
・「7,000円以上1万円未満。ネットだと無駄な買い物してしまう」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「1万5,000円以上2万円未満。ちょっとかっこいい服では必ずかかる費用」(32歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「2万円以上3万円未満。1点豪華主義なので、平均するとこれくらい。コートなどお金をかけるものはかけ、シャツや小物は安く収める」(34歳男性/マスコミ・広告/その他)
男性は基本的に服にお金をかける気持ちが少ないようで、「必要なものを、品質重視で、必要なときに買う」という消費行動が見えてきました。確かに、男性の服装で重視されるのは流行ではなく、信頼感、清潔感といった不変的なことでしょう。そうすると、ファッション雑誌を見て「今のはやりはコレだから、プチプラであれを買って……」という考えにはならないのではないでしょうか。比較的高額になっている男性でも、たくさん買うということではなく、品質重視で数は少なめに買っているということが伺えます。
・「1,000円未満。流行りモノを買うことが少ないから」(35歳女性/その他/その他)
・「1,000円以上2,000円未満。安くておしゃれならいいと思う」(33歳女性/医薬品・化粧品/その他)
・「3,000円以上5,000円未満。買わない月は全く買わないので、平均するとこのくらいだと思う。安くて良いものが好き」(28歳女性/食品・飲料/営業職)
・「5,000円以上7,000円未満。靴なども含めると意外と買い物をしているようです」(25歳女性/その他/その他)
・「5,000円以上7,000円未満。あまり洋服を買うことが少なく、必要なときしか買わない」(32歳女性/その他/事務系専門職)
・「1万円以上1万5,000円未満。通勤服をよく買うことが多いから」(30歳女性/生保・損保/その他)
・「1万5,000円以上2万円未満。最近はあまりファッションにお金をかけなくなったため」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・「2万円以上3万円未満。独身な分ある程度は自分に投資したいし、自由があるのが独身のメリットだから」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「5万円以上。欲しい服や靴やバッグを買ったらあっという間に10万はいく。妥協するなら買わないタイプなので、毎回、高額になる」(35歳女性/金属・鉄鋼・化学/その他)
女性は男性に比べてファッション要素の強い服飾品が多くなりがちです。ただシャツやスカート、パンプスといった服装だったとしても、それぞれの形や色柄使いには流行があり、あまりにも時代遅れな格好をするわけにはいきませんよね。安くてオシャレなブランドから、高くてしっかりしたブランドまで選択肢も男性より幅広いため、小額でもおしゃれは可能のため、額に幅が出ているのかもしれません。
いかがでしょうか。女性と男性とでは、ファッションに関する考え方に大きな差があるようです。そんなところから、1カ月の服飾代に差が生まれているようですね。毎シーズンとめどなく変わっていく流行。女性にとって楽しくもあり、また悩ましいものですよね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ(2016年4月にWebアンケート。有効回答数女性205件男性292件(25歳~35歳の働く男女))