文:編集部 ミル☆吉村
●ロメロが盟友エイドリアン・カーマックと挑む新作がついに発表
id Softwareで『DOOM』、『Quake』といったFPSの礎となる金字塔的作品を手がけ、ジャンルの生みの親のひとりに挙げられるゲームクリエイター、ジョン・ロメロ氏。同氏が新スタジオNight Work Gamesで開発する新作FPS『BLACKROOM』を発表した。
『BLACKROOM』のプラットフォームはPCとMacで、2018年冬のリリースを予定。KickStarterクラウドファンディングが開始しており、目標額は70万ドル(約7800万円)。ゲームのダウンロードキーは29ドル以上の出資から手に入る。
●ロケジャン、ストレイフジャンプ、サークルストレイフもアリアリ
『BLACKROOM』では、ジョン・ロメロ氏が開発を中心となって率いるほか、『DOOM』の頃からの盟友エイドリアン・カーマック氏がアートディレクションを担当し、ヘヴィメタルバンド“ドッケン”での活動などで知られるジョージ・リンチがメタルサウンドを提供予定。
ゲームはオールドスクールなテクを盛り込んだ高速なFPSを志向しており、ロケットジャンプ、ストレイフジャンプ、サークルストレイフといった初期『Quake』時代からのテクニックをフィーチャーするほか、MODや専用サーバーのサポートも行う。
そして10時間以上のシングルプレイのキャンペーンモードもある。ストーリーとしてはハイテク企業HOXARが研究していたリアルなホログラフィック技術が暴走し、現実とバーチャル世界が混在してしまう事態が発生。プレイヤーはHOXARのエンジニアであるSantiago Sonora博士として事態解決を目指す。