つらいものというイメージが強い更年期。でも更年期障害の症状は個人差が大きいもの。正しい知識を身につけて、体の変化をスムーズに受け入れていきましょう。
更年期イコール更年期障害ではない
「更年期に不安を抱える人が多いですが、更年期は病気ではなく、女性なら誰しもが起こる体の変化。婦人科を受診するなどしながら、乗り切ることができますよ」と言うのは、インターナショナル・メディカル・クロッシング・オフィス院長の堂園凉子先生です。
「また、よくある間違いが、『更年期』と『更年期障害』を一緒にすること。更年期は誰にでもきますが、更年期障害は更年期に伴う不調で、人によります。ただ、女性の何割ぐらいが更年期障害になるかはわかっていません」
閉経の平均的な年齢は50歳。この更年期を迎える世代は、体の不調も増えるとき。この症状が更年期障害かどうか、見分けるポイントはあるのでしょうか?
<更年期障害の症状>
●血管の機能不調による症状
●代謝異常による症状
●自律神経の不調による症状
更年期障害の症状は人によってさまざま
また、友達のアドバイスをうのみにするのは危険と、堂園先生は言います。
更年期障害が出る人と出ない人、また、症状が重い人と軽い人の違いはどこにあるのでしょうか。