先日、Twitterでの話題をきっかけにNAVERまとめに立ち上げられた「【1989年】意外な事実!わずか1週間の「昭和64年」が存在していたらしい…その背景にある事情とは」というまとめページが注目されていました。
「意外な事実!」なんて書かれてしまうと、まるで天空の城ラピュタの「ラピュタは本当にあったんだ!」レベルに都市伝説扱いされていることがうかがえます。
■ネタだよね?
昭和から平成に元号が変わったのは、西暦でいえば1989年。1月7日に昭和天皇が崩御(お亡くなりになること)され、1月8日から「平成」となりました。
元号は明治以降、天皇の即位時に改正する「一世一元制」となっています。現代において変わるきっかけは天皇の崩御だけです。戦後一時、昭和の元号の変更や元号自体の廃止について議論されたこともありましたが、それまで使われていたもののため利便性から廃止の必要性が認められませんでした。
■もしネタじゃないなら、全国の社会科の先生膝から崩れ落ちる
そして昭和64年。1月7日に昭和天皇が崩御したことによりわずか7日で終わってしまったのですが……今の学校の教科書ってこういうこと書いてないんですかね?そんなことはないはずなので、このまとめ自体がネタだと信じたいところですが、もし本当に知らないのであれば全国の社会科の先生方が膝から崩れ落ちる案件だと思われます。
そしてネットの意見も見てみると、まとめやTwitterでこの話題を知り「知らなかった」と驚く人は確かにいるようです。まぁ当時生まれてない人たちにとっては授業や興味を持って調べる以外知る機会はなく、平成も28年となった今、中に知らない人が出始めてもおかしくないのかもしれません。
それにしても昭和64年が都市伝説や雑学扱いになる日がこようとは……。
あと数十年もしたら「昭和男子は半ズボンに白のハイソックスが定番だったらしいぞwwwwwwwwww」「ちょっときてくれ、家の押し入れからダイヤルのついた黒い物体発見したんだが」「【ビックリ】昭和の子供は竹を削ってあそんでいたらしい」なんてまとめがネットを賑わせるかもしれませんねぇ。
▼参考
【1989年】意外な事実!わずか1週間の「昭和64年」が存在していたらしい…その背景にある事情とは(NAVERまとめ)
※画像はNAVERまとめのスクリーンショットです。
(文:HideI)