28日の日経平均株価・終値は、前日比624円44銭安の1万6666円05銭となった。朝方はドル・円が1ドル=111円60銭近辺まで円安に進んだことを支えに買い先行でスタート。しかし、正午に日銀が金融政策の現状維持が発表されると、市場は一転して失望売りに染まった。その後は急落した反動から375円安まで下げ渋る場面もあったが、市場心理を回復させるにはほど遠く、大引けにかけて一段安の展開となった。
業種別では東証33業種全てが下落。中でも、証券、銀行、保険など金融株の下げがきつかった。(編集:松浦直角)(イメージ写真提供:123RF)