朝日新聞社が主催する『第20回手塚治虫文化賞』の「マンガ大賞」が27日に発表され、一ノ関圭氏の『鼻紙写楽』(小学館)、あずまきよひこ氏の『よつばと!』(KADOKAWA)の2作が選出された。
また、斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者が受賞する「新生賞」は、『町田くんの世界』(集英社)の安藤ゆき氏、短編・4コマ・1コマなどの作品・作者を対象にした「短編賞」は、『じみへん』(小学館)の中崎タツヤ氏に決定。マンガ文化の発展に寄与した個人・団体を表彰する「特別賞」は、京都国際マンガミュージアムに贈られた。
同賞は“漫画の神様”手塚治虫氏の志を継いで漫画文化の健全な発展に寄与することを目的に、1997年に創設。昨年刊行された単行本(シリーズ作品も含む)が対象となる。選考委員は作家のあさのあつこ氏、漫画家の里中満智子氏のほか、今年から女優の杏も務めている。
■過去3年の「マンガ大賞」受賞作