アーセナルの指揮官を務めるアーセン・ヴェンゲル監督が、同クラブに所属するフランス代表FWオリヴィエ・ジルーと同DFローラン・コシェルニーに4週間の休養を与えると明言した。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ジルーとコシェルニーは、ユーロ2016にフランス代表として参加し、6月10日の開幕戦から7月10日の決勝まで1カ月間に渡って戦った。これを考慮して、ヴェンゲル監督は2選手に4週間の休養を与えることを決定。2016-17シーズンのプレミアリーグ開幕戦のちょうど1週間前に合流することになるようだ。
ヴェンゲル監督は「フランスは非常に長い間戦ったので、休養が必要だと考慮した。完全に回復するのには2、3週間かかる。飢えとともに帰ってくる必要があるし、決勝で敗れた失望から立ち直るのにも一定の時間が必要だ」と、ユーロで蓄積した心身の疲労を気遣った。
アーセナルは、同大会で準決勝まで進んだドイツ代表MFメスト・エジル、ウェールズ代表MFアーロン・ラムジーにも同様に休養を与えている。また、コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016で左足首を負傷したチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、プレミアリーグ開幕に間に合わない恐れがある。
仮にジルー、A・サンチェス、エジルが開幕に間に合わないとなると、アーセナルの前線の駒不足は深刻な問題となる。一部報道では、ナポリに所属するアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン獲得に向けて動いているとされているが、ユヴェントスがすでに同選手と個人合意に至ったとも伝えられている。
アーセナルは8月14日、2016-17シーズンのプレミアリーグ開幕戦でリヴァプールをホームに迎える。