中国メディアの北極星節能環保網はこのほど、日本人はなぜゴミ分別のルールを守り続けることができるのかというテーマについて論じる記事を掲載し、「初めて日本を訪れた外国人は、みな日本のゴミ分別の素晴らしさに驚嘆する」と伝えつつ、日本でゴミ分別が成功しているのは日本人1人1人の成果だと伝えた。
記事は「どんな国家においても、ゴミの分別が細かくなるほどゴミ処理やリサイクルは効率は高まり、コストも安くなる」と説明したうえで、「日本の家庭におけるゴミ分別は相当細かい」と指摘、日本はこの点で模範的な国家であるという見方を示した。
また「日本の家事のなかでゴミ分別は最も重要」と主張、旅行で日本に到着したときに「ガイドがまず最初に教えたのは旅行中にどのようにゴミを処理すべかという点だった」と紹介した。また留学生に対しても「大家は真剣にゴミの処理方法について教える」と説明し、日本で生活するうえではゴミをしっかりと分別することが非常に重要なことであると論じた。
記事が強調しているのは、日本人の1人1人がゴミの分別を非常に重要な行動と認識している点だ。特に日本のゴミ分別は「相当細かい」にもかかわらず、日本人の1人1人が幾日も幾年も実行し続けられていることに驚嘆している。
記事は冒頭部分で「初めて日本を訪れた外国人は、みな日本のゴミ分別の素晴らしさに驚嘆する」と紹介しているが、「素晴らしさに驚嘆する」の部分は記事の原文では「嘆為観止」という中国語が用いられており、これは芸術作品などの素晴らしい物を見て驚嘆するというニュアンスがある。日本のゴミ分別には芸術作品に通じるような美しさや信念、秩序、厳しさといった優れた特質が体現されていると感じているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)