日本たばこ産業(JT)は15日、エチオピアのたばこ専売会社ナショナル・タバコ・エンタープライズ・エチオピア(NTE、アディスアベバ)の発行済み株式総数の40%を5億1000万ドル(約540億円)で取得し、筆頭株主になったと発表した。アフリカでの販路拡大を目指す。
NTEはエチオピア政府が約71%、民間企業が約29%の株を保有する専売会社。JTは今回、エチオピア政府から株式を取得した。NTEはエチオピアのたばこ市場で85.6%のシェアを持つ。この出資がJTの業績に与える影響は軽微という。