2016年8月24日にオープンβテストが開始されると発表された,ネクソンの新作PC向けMMORPG「Tree of Savior」(以下,ToS)。このオープンβテストでは,2015年に実施されたクローズドβテストや,すでにサービスインしている各国からのフィードバックを踏まえ,追加・修正されたさまざまな要素を体験できる。
その中でも大きな追加要素となるのは,もう1つのゲームスタート地点となる街「オルシャ」である。そこで本稿では,オルシャの様子を中心に,ToSのプレイ序盤をあらためて紹介していこう。
オルシャは,これまでに登場したクラペダと同じく,プレイヤーが新たにキャラクターを作成すると,初めて降り立つ街となる。マップ上では,オルシャとクラペダの間には山脈が存在しているのだが,雑貨屋で購入できるワープスクロールを使えば容易に行き来が可能だ。
クラペダとオルシャのどちらからゲームをスタートするかは,プレイヤーキャラクター作成時に選択可能だ。
チュートリアルできちんと確認しておきたいのが,ToSがアクションRPGであるということだ。キーボード操作では,方向キーの上下左右で移動,[Z]キーで攻撃,[X]キーでジャンプ,[C]キーで補助装備(サブウェポン)の使用,[Q]の段および[A]の段のキーでショートカットスロットに登録したスキルまたは消費アイテムの使用,[Space]バーでNPCとの会話やそのほかの行動となっているのだが,とくにチェックしておくべきなのは攻撃の範囲とジャンプである。
まず攻撃は,敵が射程や攻撃範囲内に入っていないとヒットしない。したがって,たとえば近接攻撃であれば,敵に隣接するよう移動したうえで,キャラクターの向きを調整してキーを押さないと空振りとなる。
ちなみに,操作方法はデフォルトのキーボード操作以外にも,マウスで移動などを行えるマウス操作と,ゲームパッドでの操作も用意されている。チュートリアルのうちに,自分にあった操作方法を見つけておこう。
またチュートリアル中であっても,サブクエストが豊富に用意されている。この点はクラペダと同じだが,メインクエストもサブクエストもストーリーや展開はオルシャ用に新しく作られており,クラペダとは少し異なる体験ができる。これらクエストの中にはボスと対決するものもいくつか用意されており,チュートリアルと言えどもメリハリのあるゲーム進行を楽しめる。
チュートリアルのメインクエストを一とおり終えると,新たなクエスト案内によりオルシャへと導かれる。雑貨屋や鍛冶屋,あるいはクラスマスターなどの機能はクラペダとまったく同じだ。
なお,クローズドβテスト時の先行プレイでは,クラペダ側からスタートした様子や,より詳しい序盤の流れを紹介しているので,オープンβテストから初めてToSをプレイするという人は,そちらも参考にしてほしい。
クローズドβテスト経験者向けに,オープンβテストで新たに登場する高レベル向けコンテンツも紹介しておこう。まず,レベル200以上を対象に,クラペダの東となる「レスボーイ湖方面」,ルグィン家邸宅の南東にあたる「ナハスの森」,城郭内地区北の「スペンティマス流刑地」の3つのフィールドが追加される。
これら高レベル向けコンテンツの特徴は,マップの探索によって経験値カードを獲得したり業績を達成できたりするようになっている点。そのためクエストNPCはマップ上にほとんど配置されておらず,その代わりに,小さな箱などのオブジェクトを調べると,次の展開に発展するといった感じのギミックが仕掛けられている。
こうした高レベル向けコンテンツ攻略のキーとなるのが,新たに登場する7次職だ。オープンβテストの段階では,最上位のクラスになるわけだが,その特徴はどのようなものになっているのか。いずれも独特の個性を持った面白いクラスに仕上がっているので,詳細は後日別のプレイレポートでお伝えする予定だ。興味のある人はしばしお待ちを。
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