さぬきうどんのチェーン店が全国展開するようになり、一気に全国で知られるようになったご当地メニューが「釜玉うどん」。ところがネット上に、その間違いを正す“釜玉うどん警察”が存在することが判明し、話題になっている。
7月5日から6日にかけて、ツイッターで「釜玉うどん警察」なる単語が急上昇した。これは、
「冷凍うどんで釜玉うどん作るよーって呟いたら釜玉うどん警察に注意された」
というツイートがきっかけになったもの。この投稿をしたユーザーは、
「『釜玉うどん警察』でツイート検索したら、他にも絡まれた人がいた。どうやら『冷凍うどんで釜玉うどん作る』と呟くといきなり現れるらしい」
と続けたところ、
「都市伝説みたいだな、釜玉うどん警察…」
など、このツイートは3600人以上にリツイートされ、1500以上の「いいね」が押されている(8日時点)。
釜玉うどんに関する勘違いを指摘し続ける“釜玉うどん警察”氏のコメントを辿ってみると、同氏の主張は以下の通り。すなわち、釜玉うどんとは「釜あげうどん+生たまご」であり、釜あげうどんとは、茹でた後に冷水で締めていないもののこと。同氏は、「冷凍うどんで釜玉うどんを…」というツイートを見かけると、
「冷凍うどんで釜玉うどんはできません。釜揚げ麺を使うから釜玉うどんなんですよ」
と、注意して回っているわけだ。
釜玉うどんについて、“めんつゆ”でおなじみのヤマキは、
1 うどんはゆで、水気をきって温めた器に盛る。
と解説。また、“冷凍うどん”でおなじみのテーブルマークは「釜玉風うどん」というメニュー名で、
【下準備】 冷凍「さぬきうどん」はレンジで加熱する。
と、作り方を解説しており、実はヤマキの「材料」欄にも「冷凍うどん」と記されている。しかし言葉の定義からいえば、“釜玉うどん警察”氏の指摘は反論のしようがないもの。現在はアカウントに鍵をかけてしまったが、間違いを正し続けていくのか、今後の動向が注目される。
※当記事は2016年07月10日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。