7月16日・17日、東京・ベルサール秋葉原でポタフェス2016 東京が開催。本稿では、ディーアンドエムホールディングスブースに出品されていた、デノンブランドの未発表イヤホンを紹介する。
参考出品されていたのは、2009年に発売されたイヤホン「AH-C710」を継ぐ3機種。いずれも製品名と発売日は未定だが、価格は上から25,000円程度、15,000円程度、10,000円程度になるだろう、とのことだ。
上位モデルは11.5mmのダイナミックドライバーを2基搭載。ケーブルはドライバーごとに別れており、2本が束ねられたような格好になっている。サウンドは上品かつ良質で、高域の余韻が美しく残るのが印象的。また、かすれ声の表現は3モデルの中で際立って優秀だった。
スタンダードモデルは11.5mmのダイナミックドライバーを1基搭載。ケーブルにはOFCを採用している。中域がくっきり、はっきり、明るく聴こえるので、ボーカルをきちんと聴きたいときにおすすめしたいモデルだ。
下位モデルのドライバー構成は中位モデルと同じだが、ハウジングはやや小型になっている。また、3機種の中で唯一ケーブルにリモコンを装備している。アタック感があり、アップテンポの曲や重すぎないロックをノリよく伝えてくれるのがよかった。
(藤谷佳奈)