光の高速パルスでデータを送る、WiFiに代わるLiFi技術のPureLiFiが、早くもシリーズBで£7Mを調達、商用化に取り組む | TechCrunch Japan

エジンバラ大学からのスピンアウトPureLifiは、Wi-Fiに代わる技術として‘LiFi’なるものを開発している。それは、LEDの光を信号で変調してデータをLiFi実装機間で送受する。同社はこのほど、シンガポールの国有投資企業Temasekが率いるシリーズBのラウンドで、700万ポンドを調達した。この新たな資金で同社は、その技術の商用化を開始する、という。

LiFiは、無線周波数(radio frequency, RF)ではなく可視光線を使ってワイヤレスの高速なデータ通信を行う。信号はLEDの点滅のパルスで表現されるが、速すぎて人間の目はそのパルスを認識できない。

LiFi-X dongle by pureLiFi

LiFiには、Wi-Fiにない利点もある。まず、‘見通し線’という要件があるのでセキュリティが高い(傍受ができない)。LEDのような既存の安価な光源を使ってアクセスポイントを増設できる。データ転送スピードがWi-Fiより高い。

しかし、これらの利点は顕著な不利でもある。とりわけ、見通し線という要件がきついので、可用性が低く、また光は昼間の屋外では使えない。

しかしそれでも、PureLiFiによると、同社はすでにCiscoやLucibelとLiFiネットワークの商談を進めている。昨年シリーズAを調達してから同社は、小型のLiFiシステムLiFi-Xのための初のプロダクト、モバイルのLiFiドングル(上図)の開発と生産を完成した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))