バンダイナムコエンターテインメントは、『プロ野球 ファミスタ リターンズ』の発売を記念し、ファミスタのピッチャーと現実世界で対戦できる“ファミスタバッティングセンター ナムコスターズ入団トライアウトin Akiba”を展開。2015年9月21に、都内のヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 9Fで、開会式イベントが開催された。その模様をお届けしよう。
▲ゲームの概要を紹介する森口氏。 |
イベントではまず最初に、バンダイナムコエンターテインメント プロデューサー 森口拓真氏が登壇し、『プロ野球 ファミスタ リターンズ』のゲーム内容を紹介した。本作は4年ぶりとなるシリーズ最新作。2015年度最新版の選手データを収録しており、OBの監督やコーチはタイムスリップして、当時のパラメータで参戦できる。オンライン機能も充実しており、全国のプレイヤーとのリアルタイム対戦が楽しめるほか、全国各地を遠征して、ダウンロードしたほかのプレイヤーのチームデータと戦っていく“ファミスタクエスト”モードも用意されている。ちなみに初回封入特典は、『ファミスタ』史上最速レベルのピノ選手のダウンロード番号だ。
▲最新版の選手データで戦うことができる。 |
▲全国に遠征してライバルと競う“ファミスタクエスト”。 |
▲スキルを使いこなすことが勝利のカギとなる。 |
▲初回封入特典は、人気選手のピノだ。 |
続いては、“ファミスタバッティングセンター ナムコスターズ入団トライアウトin Akiba”の説明と移った。まず森口氏によって語られた背景は、ナムコスターズが深刻な人材不足に陥っていること。主力選手の高齢化に伴い、新戦力を投入したいということで実施されるのが、今回のトライアウトというワケだ。
具体的なイベント展開は以下となる。実施期間は、9月21日から10月12日まで。期間内はヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 9Fのバッティングセンターの一部が『ファミスタ』仕様となり、ピッチング映像にピピ選手とゼビウス選手が登場。勝負して見事ホームランとなれば、入団決定となり、3大特典が授与される。ひとつ目は1ゲーム無料カード、ふたつ目は限定Tシャツが当たるくじへの挑戦権、3つ目はナムコスターズ名誉選手としての公式HPへの選手名の記載だ。またプレイ用の各種プリベイドカード購入者全員に、イベント参加賞として特製オリジナルクリアファイルがプレゼントされる。ちなみに期間内限定で、プリベイドカードがナムコスターズの選手イラストになっているので、ファンはこちらもチェックしてみよう。
▲有名選手はいずれも高年齢となっている事情から、トライアウトが決定した。 |
▲対戦できるピッチャーはふたり。速球系のピピと技巧派のゼビウスだ。 |
▲ホームランなら、限定Tシャツがもらえるチャンス! |
そのトライアウトの最初のチャレンジャーとなるスペシャルゲストが、ここで登場。ユニフォーム姿で現れたのは、なんと落合博満さんの長男で、声優として活躍する落合福嗣さんだ。今回は『プロ野球 ファミスタ リターンズ』のプロモーションビデオで、ナレーションとピノの声を担当した縁により、トライアウトへ挑戦することとなったそうだ。ステージには、野球イベントにちなみ、ストラックアウト風のパネルが用意され、落合さんが選んだパネルナンバーの質問に対してコメントするという趣向がこらされた。出た質問とその回答を、以下にまとめて紹介する。
▲ゲストの落合氏はユニフォーム姿で登場。 |
・ピノ収録のアフレコ秘話
収録する日が大雨でして、早めに現場に入ったんですけど、雨の中で森口さんにごあいさつしたのを覚えてます。びしょ濡れで録音しましたね。
・学生時代は野球をやられていましたが、最近はやってる?
・ファミスタに入れて欲しい機能、要望は?
・『ファミスタ』で好きな選手は?
・プロの声優になった感想
▲パネルをめくり、出た質問に答えていく落合さん。 |
ここで森口氏からは、『プロ野球 ファミスタ リターンズ』のさらなる追加情報が発表された。なんと史上最低走力の、“太ったピノ”の配信が決定。パラメータはミートが1、パワーが65、走力が1と、試合ではなにも役に立ちそうにないが、そこをあえての配信となる。詳細はHPにて告知されるとのことだ。さらにオマケとして、「落合さんがトライアウトに受かってキャラになったら、こんな感じ?」といったグラフィックも披露された。声優ということで、バットの先っぽがマイクになっているのが注目ポイントだ。
▲使いどころのないキャラだが、ファンならぜひとも欲しい? |
▲実物どおり(?)、ちょっと太めの落合選手のキャラクター。 |
▲トライアウトをまえに、真剣な表情を見せる落合さん。 |
そしていよいよ、本日のメインイバントとなる、落合さんのチャレンジがスタート。速球系のピピ投手との20球勝負だ。落合さんはこの日のために練習を積んできたとのことで、「生まれて初めて、父にバッティングを教わりました。まあ厳しいこと! しばらくはバットを握らせてもらえず、バッティングセンターで、打席のところでミットを構えて捕球するということをやらされました」と、エピソードを披露した。
挑んだチャレンジでは、ヒット性の当たりはあったものの、残念ながらホームランはナシという結果に。それでも「今回は投手の映像が選手ではなく、ゲームのキャラだったので、モーションが違ってちょっとタイミングが取りずらかったかも。でも空振りじゃなく、けっこう打てたのでよかったです」(落合氏)と、満足げな表情だった。
▲ホームランとはならなかったものの、最後は笑顔でフォトセッション。 |
このイベントはシルバーウィークど真ん中のスタートとなる。当初はおそらく混雑必至だが、10月12日まで開催されているので、後半はけっこう余裕があるかも? われこそはと思うファンは、学校や会社の帰りに立ち寄って、ゲームの世界から抜け出してきた選手たちと対戦し、ぜひトライアウト合格を目指してほしい。
日本野球機構承認 プロ野球フランチャイズ球場公認
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.