手持ちの現金や小銭がない時にサッと取り出し、支払いを済ませる。日常生活でカードのお世話にならない人は、いないのではないだろうか。
CCCマーケティングが全国の15~69歳の男女3006人を対象に調査(2017年1月23日~1月26日実施)したところ、国民一人当たりが保有するカード(クレジットカードや電子マネー、ポイントカードなど、すべての個人カード)の平均枚数は、約20枚になるという。
多くのカードを持っているのは専業主婦とSOHOカードの保有枚数は、全体で20.9枚。そのうち、男性は17.8枚、女性は24枚。また、実際に財布に入れているカード枚数は全体で10.7枚。男性は9枚で女性が12.3枚となり、いずれも女性のほうが多いことが分かった。
次に職業別にみると、カード保有枚数が一番多いのはSOHOの27.1枚。次いで、2位が専業主婦の25.4枚、3位が派遣社員・契約社員、会社経営(経営者・役員)の22.4枚と続き、4位が会社勤務(管理職)の22.3枚、5位は公務員・教職員・非営利団体職員の22.2枚だった。
職業別に財布に入れているカード枚数で多いのは、1位が専業主婦の12.7枚。2位がSOHOの12.2枚、3位は派遣社員・契約社員の11.6枚、4位はパート・アルバイトの11.4枚、5位が会社勤務(管理職)、専門職(弁護士・税理士等・医療関連)の11枚となっており、どちらも専業主婦とSOHOが上位となった。
世の中の人たちがどうカードを使いこなしているのか、ツイッターを探ってみると、
「セブンのレジ前で、ナナコカードを財布から探して見つからないとダサイ主婦してたら、店員さんが、財布ごとかざせば 反応するはず! と教えてくれたので、半信半疑で分厚い財布かざしたら... 支払い完了! クレカもポイントカードも、ワオンも入ってたのにwすごい!」
「今日コンビニでTポイントカード使うっていうた主婦が2万ポイントも持ってて唖然とした」
「人見知りにとってポイントカードは得をする為でなく、店員とのやりとりを避ける為に作る。また、ポイントカードを忘れた場合も『忘れました』と申告するのを避ける為に持っていないフリをする。こんなことをしていると財布にポイントカードが大量にたまる」
などと、それぞれの事情が垣間見えた。
ポイントやマイルの貯まりやすいカードを使い分け0なかには、
「ポイントやマイルの貯まりやすいカードを使うことによって私も含め輸入ビジネスのみならず転売ビジネスに取り組んでいる知り合いは海外仕入れに行く際の航空券や旅行にいく際の航空券にはお金を払った事がないです」
「暇なんでカードのポイントチェックしてたら、マイルと合わせてヨーロッパビジネス一往復行けそうだという事に気づく」
といった景気のいい声もあった。
もしかしたら、カードを使い分けたはいいが、そのポイントを貯め込んで忘れてしまっている人も少なくないかもしれない。
さらに、持っている財布から人柄がにじむとばかりに分析。
「お財布は人生の縮図だなと感じる。お金を持っている方の財布は大体が長財布、スマートだから恐らく中は必要なカード類だけだと思う。お金なく期限ギリギリに払込する方は財布がヨレヨレ、ポイントカード類でパンパンに太っている、札と一緒にレシートが混ざって出てくるなど、お金に無頓着な方が多い」
といった鋭い指摘も。心当たりがある人は少なくないのではないか。
手持ちのカードの種類と枚数は把握しておくべきかもしれない。