「悪・即・斬」に「牙突」のようなポーズも!? 『ドラゴンボール超』に『るろうに剣心』の斎藤一そっくりのキャラが! | ニコニコニュース

『ドラゴンボール超』公式サイトより。
おたぽる

 3月5日に放送されたアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)の第81話「潰しのベルガモVS孫悟空! 青天井の強さはどっちだ!?」に、なぜか『るろうに剣心』(作:和月伸宏/集英社)のキャラクターを想起させるキャラが登場したと話題だ。

 現在『ドラゴンボール超』は、各宇宙の戦士が集まって戦う「力の大会」が行われる「宇宙サバイバル編」に入っており、まずは孫悟空たちのいる第7宇宙と第9宇宙が、全3試合の試合をすることに。

 第7宇宙の1勝1分けで最終試合は悟空の出番。相手は「潰し」の異名を持つベルガモ。ここでベルガモは対戦前に、試合を観覧している他の宇宙の神々に向かって悟空はとんでもない悪者だと主張しだす。というのもそもそも「力の大会」は悟空が全宇宙で一番偉い神様・全王に直談判して開催が決定、そして全王は「力の大会」で負けた宇宙を消滅させると言い出したのだ。つまり悟空一人のせいで全宇宙が危機的な状況に追い込まれているのである。

 ベルガモはそんな経緯を述べたうえで、全王に向かって「俺がこの男(悟空)に勝ったら敗れた宇宙の消滅は無しにしてくれ」と提案。すると全王はそれを受け入れたのだ。こうなると完全に悟空は悪者。他の宇宙の神々は悟空に敵意をむき出しにする。

 だがそんな程度ではひるまないのが悟空。試合ではもちろん手加減などすることなくベルガモを圧倒し、ボッコボコにして勝利を収めた。しかも勝利後に悟空は他の宇宙の神々に向かって「来るなら来い! 相手になっぞ! 飛びっ切り強えやつ揃えてオラにかかって来い! 一人残らずぶちのめしてやっかんなー!」と、まさに悪役のような言葉を使って挑発まで始める始末。

 すると我慢ならなくなった第11宇宙の戦士・トッポが悟空の前に飛び込んできた。そして「孫悟空よ私と戦え! 邪心を持ち我に相対するなら我が拳が貴殿を滅ぼしてくれる」と戦いを要求し、続けて「我が心にある望みは『悪・即・斬』なり!」と叫ぶ!

『悪・即・斬』と聞いて、マンガファンの多くはすぐに想起したのが、『るろうに剣心』の人気キャラ・斎藤一。新撰組の元三番隊組長・斎藤は己の信念として、『悪・即・斬』を掲げており、その言葉は『悪・即・斬』Tシャツなんてグッズも多数作られるほど、マンガ界では人気で有名な台詞だ。

 しかもトッポが『悪・即・斬』と言い放った時の構えが、片手を前に突き出し、もう一方の手を頭上に掲げるというもので、これがまた斎藤の得意な剣技『牙突』に似ている。偶然とは思えないほどのトッポと斎藤のシンクロにネット上では「トッポさんって、別宇宙の斎藤一なのかな?」「ドラゴンボールに斎藤一が出てきた」と話題に。

 ちなみに第9宇宙には足技を得意として、『ワンピース』(作:尾田栄一郎/集英社)のサンジの必殺技「悪魔風脚(ディアブルジャンブ)」のような技を披露したバジルというキャラもいたりする。同じ「ジャンプ」の人気作のキャラクターに似たキャラが続けて登場したが、これは偶然なのか、意図的なのか。今後の新キャラにも注目が集まりそうだ。