【エルサレム時事】AFP通信によると、トルコのチャブシオール外相は11日、4月に実施される憲法改正案をめぐる国民投票に向けた集会のため、「(オランダの)ロッテルダムをきょう(11日)訪問する」と宣言した。これに対し、オランダ政府は、トルコ側が脅迫したとして「(外相の航空機の)着陸許可を取り下げる」と発表、入国を拒否した。
チャブシオール外相は、今回の訪問がオランダ当局に阻止された場合、「オランダに重い制裁を科す」と警告。エルドアン大統領もこの日、「彼らはナチスの残党だ」と吐き捨て、今後オランダ航空機の受け入れに影響が出る可能性を示唆した。AFPによれば、これを受けオランダのルッテ首相は「常軌を逸した発言で、まったく的外れだ」と述べ、エルドアン氏を非難した。