ゆず、20周年ベストで豪華コラボ いきもの、back number、セカオワと共演 | ニコニコニュース

ゆずとコラボする(上段右)いきものがかり、(下段左から)back number、SEKAI NO OWARI
オリコン

 人気デュオ・ゆずが4月26日に発売するオールタイムベストアルバム『YUZU 20th Anniversary ALL TIME BEST ALBUM ゆずイロハ1997-2017』に収録される“スペシャルトラック”の内容が発表され、いきものがかり、back number、SEKAI NO OWARIの3組と“ゆず楽曲コラボ”が実現することが明らかになった。

ゆずベストアルバム ジャケット写真

 デビュー20周年の節目にリリースされる集大成的なベストアルバムとあり、「20周年だからこそできる、おもしろいことができないか」という話し合いの中で、ゆずとさまざまな場で親交のある“後輩ミュージシャン”3組とのコラボ案が浮上。ゆず自ら各アーティストにオファーし、3組それぞれが快諾、レーベルの垣根を越えた豪華な共演が実現した。

 現在“放牧期間中”のいきものがかりとは「イロトリドリ」(2013年)を昨年秋から年末にかけレコーディング。ボーカルの吉岡聖恵は学生時代に「夏色」をカバーするなど「ゆずさんに憧れて、高校時代に路上ライブをしていたいきものがかりメンバー3人」と振り返り、「今回のコラボのお話は本当にうれしかったですし、仮歌からレコーディングまで、ワクワクしながら歌い、とても素敵な時間を過ごさせていただきました!」と充実感をにじませた。

 back numberとは、ボーカル・清水依与吏が好んで聴いていることを公言していた5thシングル「サヨナラバス」(1999年)をバンドセッション。清水は「サヨナラバスの爽やかな切なさが消えないで、でも出来るだけパワフルに伝わるように、まっすぐ演奏して、まっすぐ歌いました」と制作の意図を明かしている。

 ボーカル・Fukaseとギター・Nakajinが仲良くなったきっかけがゆずだったというSEKAI NO OWARIとは、初期の楽曲「悲しみの傘」(99年)で共演。Fukaseは「このコラボレーションがどんなにミラクルな出来事か、計り知れません」と感激する。

 頼もしい後輩たちとのコラボを楽しんだゆずの2人も「僕たちにとっても新しい発見ばかりの刺激的なレコーディング現場で、『イロトリドリ』『サヨナラバス』『悲しみの傘』に新たな息吹がふきこまれました。いきものがかり、back number、SEKAI NO OWARI、ありがとう!」と感謝を述べている。

 ベストアルバムはCD3枚組、全50曲を収録。3アーティストとのコラボは各ディスクの最後に収録予定となっている。

■いきものがかり コメント全文


▽吉岡聖恵
ゆずさんに憧れて、高校時代に路上ライブをしていたいきものがかりメンバー3人。
なので、今回のコラボのお話は本当にうれしかったですし、仮歌からレコーディングまで、ワクワクしながら歌い、とても素敵な時間を過ごさせていただきました!
「イロトリドリ」、とても賑やかな楽曲で、ゆずさんとコラボさせていただいた楽しい空気感もたっぷり伝わる曲になったのではないかと思います!
曲を聴いてくださる皆さんに、楽しんでいただけましたら幸いです!!!

▽水野良樹


「ゆず」というグループがいなかったら、僕ら3人の物語は始まってもいなかったわけで、今回のコラボは、ヒナ鳥が親鳥のもとへ戻っていくようなものです。
20周年を祝う特別なアルバムに参加できたことは、僕らにとって、つまりは、夢みたいなことでした。
北川さん、岩沢さん、本当に…本当に…ありがとうございました。

▽山下穂尊


この度はゆずさんにコラボレーションのお話を頂き大変光栄に思っております。
ゆずさんがいなければ「いきものがかり」は存在しませんでした。
そんな、音楽、路上、そして神奈川の大先輩とのレコーディングはとても貴重なそして純粋に楽しい経験でした。
宝箱をひっくり返したような楽曲に仕上がりましたのでぜひお楽しみください。

■back number コメント全文


▽清水依与吏
原曲が好き過ぎてあんまり変えたくないし、自分達みたいに原曲を聴き込んでる人も違和感なく聴ける方がいいなぁと思って。なのでサヨナラバスの爽やかな切なさが消えないで、でも出来るだけパワフルに伝わるように、まっすぐ演奏して、まっすぐ歌いました。生まれて初めてのカバーが、この曲で、この形で、この人達とで、幸せでした。

■SEKAI NO OWARI コメント全文


▽Fukase
ゆずのマークを僕が上履きに描いてた事をきっかけにNakajinと仲良くなり、そして今のSEKAI NO OWARIに繋がった僕たちにとって、このコラボレーションがどんなにミラクルな出来事か、計り知れません。大人になってから歌った「悲しみの傘」は木漏れ日の中降る通り雨のような、あたたかい雨になっていました。

■ゆず コメント全文


20周年を記念したベストアルバム『ゆずイロハ1997-2017』発売にあたり、いままで他の誰もやったことのない面白いことができないか考えていました。そんななか、カバーでもトリビュートでもない、今回のコラボレーションのアイディアが出てきました。先輩でも同世代でもなく、僕たちより若い、だけどとてもリスペクトしている3組のアーティストに声をかけさせてもらいました。僕たちにとっても新しい発見ばかりの刺激的なレコーディング現場で、「イロトリドリ」「サヨナラバス」「悲しみの傘」に新たな息吹がふきこまれました。いきものがかり、back number、SEKAI NO OWARI、ありがとう!