“奇跡の大逆転劇“から一転…ネイマール不在のバルサ、低調で下位相手に痛恨の敗戦 | ニコニコニュース

勝ち越しゴールを喫し、顔を覆うメッシ [写真]=Getty Images
サッカーキング

 リーガ・エスパニョーラ第27節が12日に行われ、デポルティーボとバルセロナが対戦した。

 チャンピオンズリーグ(CL)で4点差をひっくり返す奇跡の大逆転劇を演じたバルセロナ。中3日で臨むリーガでは、現在6連勝で暫定ながら1試合未消化分を残すレアル・マドリードを抜いて首位に立っており、逆転優勝へ負けられない戦いが続く。暫定17位デポルティーボとの今節は、先発メンバーにリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、セルジ・ロベルトらが名を連ねたが、アンドレス・イニエスタ、イヴァン・ラキティッチはベンチスタート。CL逆転劇の立役者であるネイマールは負傷で、ラフィーニャは病気により欠場となった。

 試合はバルセロナがボールを支配する時間が続いたが、なかなかチャンスを作れず、CLのような勢いは影を潜める。すると、逆にデポルティーボは39分、左サイドからのクロスに、中央でフリーのホセルが左足ボレー。シュートはゴール右隅を突くが、これは相手GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれる。だが、この流れで獲得した右CKで、中央の混戦からホセルが押し込んで先制に成功した。

 1点ビハインドで折り返したバルセロナだったが、後半開始直後に追いつく。46分、右サイドのデニス・スアレスからのクロスに、中央のアンドレ・ゴメスが反応するが、相手DFのブロックに遭う。だが、そのこぼれ球をエリア内右のL・スアレスが豪快に右足で押し込み、同点とした。

 逆転を狙うバルセロナは58分、アンドレ・ゴメスとアルダ・トゥランを下げてラキティッチとイニエスタを投入する。デポルティーボは73分、右CKでファーサイドのアレハンドロ・アリーバスが頭で合わせると、シュートは枠の左隅に飛ぶが、これもGKテア・シュテーゲンに阻まれる。だが、直後の左CKではファーサイドのアレックス・ベルガンティニョスがヘディンシュグシュートをゴール右隅に叩き込み、デポルティーボが勝ち越しに成功した。

 追い付きたいバルセロナは80分、メッシからのパスをエリア内右で受けたセルジ・ロベルトがダイレクトで折り返し。ニアサイドに飛び出したL・スアレスが合わせるが、これは相手GKヘルマン・ルクスの好セーブに阻まれた。後半アディショナルタイム1分には、エリア手前のFKでメッシが直接左足で狙うが、シュートは枠の上に外れた。試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが1-2で痛恨の敗戦。リーグ戦では昨年10月の第7節以来、20試合ぶりの黒星で、連勝も6で止まった。

 デポルティーボは次節、19日にホームでセルタと対戦。バルセロナは同日にバレンシアをホームに迎える。

【スコア】
デポルティーボ 2-1 バルセロナ

【得点者】
1-0 40分 ホセル(デポルティーボ)
1-1 46分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
2-1 74分 アレックス・ベルガンティニョス(デポルティーボ)