「ペットが飼い主に似る」という話をよく耳にする。根拠があるのかはまったく分からない話だが、筆者の知り合いの何人かは、飼い犬や飼い猫に確かに似ている気がする。ここで言う“似ている”は、外見的な部分についてなのだが、ペットと飼い主は性格までもが似てくるという意見もある。
以前、教えて！gooウォッチ編集部から「教えて！goo」に、「ペットは自分の性格と似ていると思いますか？」というお題を出させてもらった。多数の回答が寄せられたので、その内容を見ていきたい。
■似ている？似てない？意見がわかれる結果に
結論から言うと、“似ている派”、“似てない派”、“どちらとも言えない派”のどの意見も見受けられた。
まずは“似ている派”の意見を紹介したい。
「猫を飼っていますが、わがままなところ、好き嫌いする、人を選ぶところ（苦手な人には近付かない）、まだまだたくさん似てます」（ap52さん）
「性格ではないですが似ています。よく食べるところが……よくばりさんです（笑）」（陽菜美さん）
飼い主とペット、似た者同士が同じような行動をしている微笑ましい光景が目に浮かぶ。一方、“似てない派”の意見はこうだ。
■我が家の犬は飼い主には似ず、超エリート!?
「全く思いません。我が家の飼い犬は、非常に賢く性格も良いので、人間で言えば超エリートでしょうけど。飼い主はその域に達していませんので」（key00001さん）
「自分に似てくること、というのは感じたことはないです。いままでたくさんの動物と暮らしてきましたが、それぞれが『個』を持っており、たまたま似ている部分もあるものの、自分を反映している、というような状態ではありませんでした」（goldgardenさん）
上記の意見に関しても、自分とは似ていない部分をむしろ魅力に感じているというような主旨の意見であり、ペットへの愛情を感じるコメントだと思う。
「猫を6年ほど子猫の時から大切に飼っておりますが、私よりも心が広くて優しい性格に育ってくれております。私も自分の飼っている猫のような性格になりたいなと思うこともありますよ」（もんぺさん）という意見のように、愛を注ぎ、可愛がるうちにペットの性格を深く理解することができ、そこに飼い主が合わせていくようになるということもありそうだ。
ペットと飼い主という関係には不思議な奥深さがあるように思えてならない。教えて！gooでは、獣医師・増田国充氏に「飼い主の性格がペットに影響を与えるかどうか」について意見を聞いており、その結果、「飼い主の性格はペットの性格形成に色濃く影響する」という見解が示されている。その内容はこちらの記事で明らかになっているので気になる方はチェックしてみよう。
教えて！goo スタッフ（Oshiete Staff）