僕はオタクだ。周囲にもオタクが多い。ただ、そんな知り合い1人ずつを、しっかり判別することが、実はできていない。理由は、そもそも人の顔をおぼえることが苦手だということ。そして、オタクはどいつもこいつも同じような格好をしているので、見分けるのが難しいのだ。(文:松本ミゾレ)
「ニーハイフリフリミニスカで黒髪ストレートで何故か普通の眼鏡」先日、ガールズちゃんねるに「オタクファッションあるある」という興味深いトピックが立っていた。そのタイトル通り、オタクのファッションについてのあるあるが書かれているんだけど、オタクである僕も太鼓判を押す着眼だったので、ちょっと紹介していきたい。
手始めに、まずは男性のオタクファッションについてこんな書き込みがあった。
「チェックのネルシャツ」
「紙袋も、もはやファッションの一部」
「グッズだらけの服。無理」
実際、男性のオタクの半分はこんな感じなので、まさにオタクのフォーマット・スタイルと言ってもいいだろう。
さて、次は女性オタクのファッションあるあるについて紹介していきたい。僕は女性のオタクとはほとんど面識がないので、これについてはほとんど知識がない中、楽しみながら選ばせてもらった。
「ニーハイフリフリミニスカで黒髪ストレートで何故か普通の眼鏡」
「キャスケットの中に後ろの髪全部入れる」
「ロリータファッションなのに 眼鏡ですっぴん。顔!頑張ろうよ!と遠巻きに突っ込みしてしまう」
フリフリのミニスカートにニーハイは、確かに言われてみればオタク女子に多いような……。黒髪ストレートも、オタク女子っぽくはある。前髪ぱっつんでね。
甘ロリとバンギャみたいな格好という声もあるけど、これも納得できるところがある。というか個人的にはこれらの格好をしている女性はオタクだと認識してしまっていた。これは僕だけじゃないはずだ。
「自分に対してかけるべき金を節約するから自然とダサくなる」オタクとは男女問わず、格好がどこかしら似通ってくるパターンというものがある。どっちかと言えば男性にその傾向が強い気がするんだけど、その理由ってどこにあるんだろうか。トピックの中に、その答えと思しき意見があった。
「オタクはグッズやイベントに一番金をかけて、自分に対してかけるべき金を節約するから自然とダサくなるんだよな。しかも情報量も偏るからファッションどころか世間一般の事柄にも無知になってしまう。これはジャンルを問わずオタク全般に言える」
ボロクソに書いているけど、多分これが本質的な答えなんだと思う。僕も性質の悪いオタクだけど、まずは欲しいものを買うことが何より優先される。そしてその欲しいものは、衣服ではない。だから服装も適当だし、ものすごくダサい格好をしている。
「世間一般の事柄にも無知~」という意見にはつい反論したくなる。ただ、やはり自分の好きなものへの興味が第一優先で、結果として世間一般では知られていることを知らない、ということもあるから、まあそういうことなんだろう。