「スーパーマリオ」意外に知らない“名前の秘密” | ニコニコニュース

 日本が世界に誇る、任天堂のゲームキャラクター「マリオ」。彼の最新“出演作”として、4月28日にNintendo Switch用ソフト『マリオカート8 デラックス』が発売されたばかり。今なお世界中に愛されているマリオだが、実は意外と知られていないトリビアがある。

 マリオといえば、赤いシャツに青いオーバーオールがトレードマーク。しかし、今ではすっかりおなじみのこの配色は、もともと上下逆だった。

 1981年に『ドンキーコング』の主人公としてデビューしたマリオは、赤いオーバーオールに青いシャツという姿。1985年にファミコンで発売され、世界的大ヒットとなった『スーパーマリオブラザーズ』でも同様の服装だった。

 現在の配色に落ち着いたのは1988年発売の『スーパーマリオブラザーズ3』から。登場してから7年という長い期間、今とは違った格好をしていたとは驚かされる。

 また、当初は「マリオ」という名前がなかったというのもあまり知られていない事実だ。「マリオ」の生みの親である宮本茂氏(64)は、『ドンキーコング』でマリオの原型を作った際、“自分の作るすべてのビデオゲームにこのキャラクターを出したい”という願いから、「ミスター・ビデオ」と名づけていたのだとか。ちなみに、「マリオ」と命名したのは、任天堂アメリカ支社の社員だった。

 さらに「マリオ」シリーズには、あまり知られていない“幻のソフト”がある。『オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ』という作品だ。これはラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)の放送開始20周年を記念し、1986年に数量限定で製作されたもので、一般販売はされなかった超レアソフト。ゲーム内容は『スーパーマリオブラザーズ』をベースとして、ゲーム中に当時の『オールナイトニッポン』パーソナリティたちが登場する、オリジナリティあふれる作りになっていた。

 誰もが知っているキャラクターでも、意外と知らない「マリオ」の真実。トリビアとして飲み会などで披露してみては?