Nikkei Asian Reviewは8日(現地時間)、米アップルが、早ければ2018年にもウェアラブルデバイスに「micro-LEDディスプレイ」を採用する見通しと報じています。
現在、「iPhone 8」に搭載される有機ELディスプレイは、韓国サムスン一社による独占供給となるとの見方が有力視されていますが、アップルとしては、やはりその状態はあまり看過できるものではないようです。
Nikkei Asian Reviewによると、部品供給におけるサムスンへの依存度を低下させるべく、アップルは独自に開発を進めるmicro-LEDディスプレイの早期実用化を目指しているとのこと。
その第一歩として、まずはウェアラブルデバイスへの採用を計画しており、早ければ2018年にも実際の製品に搭載される見通しと報じられています。
なお、同ディスプレイ技術は、通常の液晶ディスプレイ技術よりも薄型化の点で有利であるほか、広色域化や高精細化、および省電力化という観点においても、より優秀である模様(過去記事[1]、[2])。
また、台湾に新設された研究所にて、現在も鋭意開発が進行していると見られていますが、やはり現時点では生産歩留まりは決して芳しいものでなく、iPhoneなどに採用されるのは、まだしばらく先のこととなるようです。
[Nikkei Asian Review via GSMArena]