JetBrainsのディベロッパーエヴァンジェリストであるMarteen Balliauw氏はRiderでのF#サポートについての詳細を公開した。機能は一般へのEAPの発表よりも詳細に説明されており、次のリリースへの計画も含まれている。
サポートはまだ早期の段階である。Balliauw氏は誤動作があるだろうと警告している。以下の機能がサポートされている。
言語特有でないIDEの機能も利用可能である。それらはソースの操作、課題管理連携、JetbrainsのNuGetクライアント、データベースツール、ビルトインのターミナルとRESTクライアントを含む。
Riderを含むJetBrainsのIDEの機能で一流のものは、広い検索オプションである。サーチエブリウェアや型への移動、ファイルへの移動といったものが検索機能の例である。
Riderは.NETフレームワークとMonoプロジェクトをビルドし実行できる。またそれらに対するデバッグサポートを提供する。デバッグウィンドウはコールスタックや変数、監視項目といったものを表示する。
このバージョンでは、完全なフレームワークだけを対象としている。.Netコアのサポートは将来のリリースとなるだろう。言語混在のソリューションはサポートされており、F#とC#のプロジェクトを同じソリューションに配置でき、相互に参照できる。言語横断のサポートはまだ作業中である。将来、ナビゲーションと複数言語をまたがるリファクタリングが完全にサポートされるだろう。
ReSharperについての長年の、そして何度もある質問は、F#をサポートするかどうかということである。Balliauw氏はReSharperのコアにF#のサポートを追加すると説明しているが、Visual Studioにおけるサポートは近い将来では計画していないと述べている。
私たちは現在Visual StudioとReSharperでそれを仕上げることは計画していません。決してしないとは言っていませんが、まずRiderでF#を完全にサポートすることを優先し、注力しています!
RiderでのF#サポートはF#コンパイラサービスを使って実装されている。このライブラリはF#コンパイラの上に構築されており、サードパーティツールのために追加のAPIを提供している。