今回の施主は、東京の家具工房で家具職人として働く鈴木さん。 |
* | 明るい家 |
* | 対面式キッチン |
* | 妻のワークスペース |
<敷地面積 115.1㎡(34.8坪)> |
鈴木さんの夢を叶えるのが、ご主人の親友でもある建築家・澤田淳。 |
着工です。
地盤改良で7mの鉄杭が30本打ち込まれたあと、
基礎が立ち上がりました。
上棟では長さ6.3mの梁が取り付けられました。
梁が出っ張っていますが、
これは奥さんのワークスペース兼玄関の庇となります。
4.5mの板12枚で大きな屋根を支えることで柱をなくし、
仕切りのない大空間を実現しました。
床張り工事から、いよいよご主人の出番。
床材や壁材にはコスト面からラーチ合板を使います。
難しい片持ち階段も、大工さんにアドバイスをもらいながら
ご主人自らの手で仕上げ、ここでもコストカット。
階段下には、2匹の猫のためのトイレスペースを作りました。
内装工事にはご主人の高校の先輩が、外壁塗装には友人や同僚10人が助っ人として登場。和やかで笑いの絶えない楽しい現場です。
奥さんのためのキッチン工事にご主人も気合が入ります。
しかし仕上がりに納得がいかず、一度塗ったモルタルをはがして一からやり直すことに…。
果たして出来上がりはどうなるのでしょうか。
奥さんセレクトの壁紙を、柄を合わせながら丁寧に貼っていきます。
照明器具を取り付け、様々な大きさの収納も仕上がり、
いよいよ完成間近です。
静かな住宅街の一角に可愛らしい外観の
ドリームハウスが姿をあらわしました。
ラップサイディングの外壁が、日の光によって美しい陰影をつくります。
ご主人手作りのアプローチの先には大きな玄関扉。
玄関は壁の木目が美しい空間です。
玄関を入って左は子供部屋です。
これから大きくなるお子さんにも十分な、広々とした部屋になりました。
洗面台には奥さんが選んだタイルを使用しました。
寝室のクローゼットもご主人の手作りです。
大容量で使い勝手のよい収納が完成しました。
そして2階は、天井が高く光溢れる開放感抜群のLDKに。
こちらの収納もオリジナルなので、
サイズもピッタリで雰囲気にも統一感があります。
LDKの一角には、奥さん念願のワークスペースが作られました。
家族の気配を感じながら仕事をすることができます。
奥さんのもう一つの夢だった対面式キッチンの天板は、
ご主人の苦労の甲斐があり、
美しく仕上がりました。黒いタイルもアクセントになっています。
リビングスペースとの間に段差を設けることで目線が合うという工夫も。
キッチン横に洗濯機置き場があり、そこから階段でバルコニーへ。
家事がしやすい動線が考えられています。
ご主人自らが仲間たちと協力して家族のために作り上げた、
温もり溢れる鈴木邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。