卯月「ぃよお~し、やってやりますよおぉー」
卯月「ぃよおーし!……ぃやあぁーー!!!」
未央「うっさいなぁ……うっさいなぁ!」
凛「なんなの、さっきからチラチラこっち見て。勝手にやりなよ…」
卯月「ええ~!?一緒にやりましょうよー!」
凛「いや、今3月だし…」
未央「夏に鍋、冬にアイス理論だとしても今の時期にスイカ割りはネタにもならないよ」
凛「あと何でわざわざプロデューサーの車の中でやるの?ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん」
卯月「そこがいいんじゃないですか!」
凛「えっ、えっ、えっ?」
未央「わからんわからんwww」
未央「あの車にそんなスペースないでしょ…」
凛「棒を振り上げることすらできないって」
卯月「やってみなくちゃわからないじゃないですか!!!!!」
未央「無理だって」
卯月「一緒にやりましょうよぉ……一生のお願いですから!ねっ?」
凛「何でそんなに必死なの、怖すぎるでしょ…」
卯月「必死です!ぶいっ!」
未央「はぁ?wwwwww」
凛「やばい、やばいって卯月wwww」
卯月「ドッキリではないですけど、スイカ割りは撮影しますよ。個人的に」
卯月「あとでその映像をプロデューサーさんに送りつけます!」
未央「プロデューサーに何か恨みでもあるわけ?」
卯月「プロデューサーさんには感謝しかありません…。可愛い衣装を着させてもらえて、ステージに出させてもらえて…」
卯月「でもそれとこれとは別に、プロデューサーさんの車の中でスイカ割りをします!」
未央「wwwwwwww」
凛「やばい、ちょっと面白そう」
卯月「3人でやりましょう!ここがニュージェネレーションの新たな出発点です!」
未央「あっはっはっはっはwwwwww」
卯月「我ら生まれし時、場所は違えど、死する時は同じ時、同じ場所で死のうぞ!」
凛「ホンットどうしちゃったの卯月wwwww」
未央「プロデューサー、ごめんwwwww
卯月「というわけでやってきました」
凛「本当にやるんだね…」
卯月「まずは車の鍵を開けます!」
未央「開けるったって、鍵がなければどうしようもないよ」
卯月「安心してください、ちゃんとマスターキーを持ってきました!」
未央「どこから!?」
卯月「じゃじゃーん!マスターキー!」
未央「斧じゃん!!!本当にどこから持ってきたの!!?」
卯月「アメリカ旅行の時にくすねてきました」
凛「うわー、本当にやっちゃったよ…」
未央「えっ、ち、ちょっとやらせてよ」
卯月「じゃあ後部座席側の窓いっちゃいましょうか」
凛「先に卯月が窓壊すの確認してから自分もやり出す辺り、未央の性格が出てきてるよね」
未央「えいっ!……あれ?」
卯月「腕だけで降るんじゃなくて、体全体を使って振るんです」
未央「やっぱり天井に棒が引っかかっちゃうよね」
凛「……これさ…」
卯月「えっ?」
凛「天井っていうか…上部分外しちゃわない?」
未央「えっ?wwwwww」
卯月「なぁ~るほどー!」
凛「ちょっと誰か呼んでくるよ。手伝った貰おう」
未央「カッカッカッカッカwwwwww」
未央「おおー、心強い」
きらり「ま、待ってよ凛ちゃん……一体何するにぃ?」
卯月「ちょっとプロデューサーさんの車の上半分を取り外したいので手伝ってもらえませんか?」
きらり「えっ」
きらり「にょわー!?だ、ダメだよぉ卯月ちゃん。他人の車を勝手にいたずらしちゃ、メッ!なんだよ?」
卯月「えっ…は、はぁ……?」
きらり「なんでピンとこないって顔してるの…」
凛「卯月ー!火力ってこんなもんでいいの?」
きらり「えっ?わ、わかったにぃ…」
凛「ここね、ここからここまでバーナーで焼いてって」
卯月「未央ちゃん!水お願いします!」
未央「はいよっ!」ジュウウゥ
未央「じゃあ早速スイカ割り……ありゃ、シートのせいでうまく安定しないなあ」
凛「シートも外しちゃおうか。きらり、工具箱とって」
きらり「了解どぅえす☆!」
きらり「モルタル持ってきたにぃ!これで平らに整地しちゃうゆー!」
未央「おおー!きらりん、準備がいいじゃん!」
未央「これも」
数時間後
卯月「立派な家が完成しました!」
未央「あれー?wwwwwwww」
凛「でももう車は家になっちゃったよ?」
卯月「そんな…。仕方ありませんね、じゃあこの家の中でスイカ割りをしましょう!」
未央「やったね」
きらり「とりあえず、プロデューサーの表札かけとくにぃ」
未央「待ってしまむー」
卯月「…未央ちゃん?」
未央「……スイカじゃなくてプロデューサーの頭を割りたくない?」
卯月「!!!」
卯月「未央ちゃん天才!杏ちゃんみたい!」
未央「あ、レンチあるけど使う?」
きらり「まっかせてぇー!きらりんビームでイチコロだにぃ!」
卯月「頭はダメですよ?やるんならボディに一発キメて連れてきてくださいね!」
武内P「…以上が、今回の企画のコンセプト案です」
美城「……なるほど、君の考えはわかった。だが、それはわが346プロの方針には相応しくないのではないかね?」
武内P「ファンの皆様が今346プロに求めているのはこれなのです!アイドル達によるガチプロレス!」
美城「本当にそうだろうか」
美城「何故比較的危険な試合をさせるのか」
武内P「…貴女は見たくないのですか!?三村さんのバンザイドロップを……諸星さんの耐空式スープレックスを!!!」
美城「ちょっと見たい」
武内P「輿水さんはいいのですか!?」
美城「輿水はいいのだ」
武内P「!!!」バチーン
美城「……!?」
武内P「それについては同感です」
美城「では何故私にビンタをした」
きらり「おっすおっす!地獄だよ☆」
武内P「諸星さん!?今は会議中ですから……」
美城「まあいいではないか。彼女にもこの企画案について意見を貰おう」
きらり「」バチーン
美城「……!?」
きらり「きらりぃ、あんまりみんなのことを、痛い痛いさせちゃうのはよくないと思うゆ?」
美城「では何故私にビンタをした」
武内P「グッドスマイルです」
美城「まて……待て」
武内P「待ちます。いつまでも…」
美城「やはり危険すぎる。アイドル達の身も、君の頭もだ」
武内P「!!!」バチーン
美城「この件は保留とさせてもらおう」
武内P「…わかりました。ですが、私は信じています。彼女達の可能性を。そして…貴女のことも」
美城「わかったわかった」
武内P「行きましょう、諸星さん」
きらり「Pちゃん、こっちこっち!」
武内P「…!……これは、立派な家ですね」
卯月「プロデューサーさんのためのお家ですよ!」
凛「…まあ、いつも私たちのために頑張ってくれてるし。これくらいは、ね…?」
武内P「みなさん……!」
武内P「では…お邪魔します」
凛「もう…ここはプロデューサーの家なんだから、お邪魔しますはおかしいでしょ?」
武内P「そ、そうですね……では、た、ただいま…?」
卯月「ふふふ♪おかえりなさい、プロデューサーさん!」
こーこーにーあるー
武内P「ぐっ!?」
きらり「やったあ!成功だにぃ!」
未央「あっはっはっはwwwww」
凛「じゃあ早速始める?」
武内P「うう…ここは……」
凛「卯月~、右!もうちょっと右!」
未央「そのままだよー!真っ直ぐ真っ直ぐ!」
卯月「ううーん…」フラフラ
武内P「おわあああああああ!!??」
卯月「起きちゃいました?」
未央「いいよいいよ、そのままいっちゃえ」
武内P「いけません!」
きらり「えー?」
武内P「えーじゃありません。何故こんなことをするのですか!?」
未央「なんでだっけ?」
きらり「うーん、思い出せないにぃ…」
武内P「思い出せないのなら、大したことではないということです。さあ、こんなことはもう止めにしましょう」
卯月「そうですね!えいっ!」ガンッ
武内P「痛いです!!!」
未央「容赦しないって…」
凛「一体どうするつもり?」
武内P「次の新曲のPVを、美城専務と飛行場でのローション相撲にします」
きらり「地味に嫌だにぃ…」
卯月「うーん……望むところです!ぶいっ!」ガン
武内P「グッドスマイルです!」メコッ
卯月「ぶいっ!」ガン
武内P「待てって!!!」メコッ
凛「プロデューサー、どんどんめり込んでるwwwww」
未央「カッカッカッカwwwwww」
武内P「島村さん、もうこんなことは…」
卯月「ぶーい!」ガン
武内P「なーん…もうッ!!!」メコッ
卯月「………」
武内P「あなたはアイドルなんですよ。アイドルは一体何をするべきなのでしょうか」
卯月「ステージに出て…歌ったり…踊ったり…」
武内P「そうです」
卯月「でも、そんなこと誰だってできるもん!」
武内P「ああ、いけません、また変なスイッチが」
卯月「ひとりでできるもん!」
卯月「ぶいっ!」ガン
武内P「グッドスマイルッ!!!!」
未央「うん…。あんな笑顔のしまむーは久しぶりに見たよ…」
きらり「…じゃあ、帰ろっか」
凛「…うん」
卯月「ぶいっ!ぶいっ!ぶーい!」ガン
武内P「グッドスマイルでええええええええええええす!!!!」ブイッ
終わり
元スレ
卯月「プロデューサーさんの車の中でスイカ割りしましょう!」
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