Linuxのapt-getに相当するapt-cygを使ったパッケージ管理をする方法についてまとめました。
1.なぜapt-cygか
Linuxにのみ対応したソフトをWindowsで使いたい場合に、Cygwinは便利です。
ただ、デフォルトのインストールではLinuxでよく使うツールがすべて利用できるわけではありません。
かといって、Cygwinをフルインストールするには大量のディスクが必要だったり、個別にインストーラを探すのは手間だったりします。
そこでapt-getやyumの変わりに利用できるコマンドラインツールapt-cygを導入する方法について紹介します。
2.インストール方法
事前にcyg-winのsetup.exeを利用して、subversionとwgetをインストールする必要があります。
subversionはDevelの中に、subversion: a version control systemという説明で存在します。
wgetはNetの中にあります。
New列を見てインストール状況を確認し、Skipになっていればダウンロードしたいバージョンが表示されるまでクリックしてください。
2015/2/15現在では、suvbersion 1.8.11-1, wget 1.16.1-1 が最新版です。
インストールするバージョンを選び終わったら、次へを押してインストールを行います。
これでcygwinを再度起動させると、svn、wgetのコマンドがそれぞれ利用できるようになっています。
次は、いよいよapt-cygのインストールです。cygwinのコンソールから以下のコマンドを実行します。
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$ svn --force export http://apt-cyg.googlecode.com/svn/trunk/ /bin/ $ chmod +x /bin/apt-cyg |
これでインストール完了です。
例えばcurlをインストールするには以下のようなコマンドを実行します。
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$ apt-cyg install curl |